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2005/07/07

シャトル後継、有人探査・物資輸送船の2機種体制へ

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050706it06.htm

 ちょっと長いけど、ドカンと引用。

>NASAなど関係者の証言、本紙が入手した内部文書でわかった。安全性重
>視の多段式中型有人ロケットと、100トン級重量物資を運ぶ大型ロケット
>を併用、どちらも現行スペースシャトルの基本骨格を部分的に活用し、早期
>の実用化を目指す。NASAは各省庁や議会と調整した上で9月までに計画
>概要を発表する方針。

>新たに判明したシャトル後継機「有人探査船(CEV)」は2段式で、上段
>には、先端に脱出用ロケットを搭載した軌道船と液体燃料エンジンを配置。
>下段にはスペースシャトルの固体燃料補助ロケット(ブースター)を活用す
>る案が有力だ。関係者によると、「シャトルのブースターにアポロ宇宙船を
>取り付けた形状」になるという。

>シャトル事故を教訓に安全性を高めるため、機体構造を極力単純化し、宇宙
>へ人を送り届ける機能だけに特化した。見かけはシャトルに比べて小ぶりだ
>が、翼や再利用部品などを省いて単純化したことで、シャトルと同等の25
>トン前後の物資を打ち上げられる。

>一方の物資輸送用ロケットは、現行シャトルの外部燃料タンク、固体補助ロ
>ケット、主エンジンを骨格に活用、貨物用カプセルを乗せて打ち上げる。カ
>プセルは初期段階ではシャトルと同じ位置に背負う形で、将来は燃料タンク
>の上段に取り付ける形へと改良する。

>宇宙産業の関係者によると、シャトル部品の活用で新技術開発コストが削減
>できるため、月面基地などを除いた火星有人探査分のコストは、有人船と輸
>送船を含め300~600億ドルで、新型ハイテク兵器の開発費並みに抑え
>られる。


 よい。非常によい。
 なにがよいかというと、先月あたりの発表では「スペースシャトルを改造した巨大な無人ロケット」だけだったのですよ。この先の開発予定。もしかして有人機がなくなるんじゃないかとどきどきしてたんですが……有人機と無人機の両方を維持してくれるようで一安心。一安心。
 しかし、この記事の通りに後継機が作られるのなら、これでやっとスペースシャトルも『実験機』としての役目を全う出来るわけで……おつかれさま。おめでとう。

 ずいぶん長いこと飛んでいる(コロンビアの初飛行は1981年)ので、ついつい忘れがちですが、スペースシャトルは本来、完成した『宇宙船』ではなく、『宇宙船』を作るための『実験機』でした。それが、使いつぶすのにはあまりにお高価すぎたせいで、ただの(本来消耗品であるはずの)『実験機』としての役割を超えて、実動機としての『宇宙船』の役を与えられたのです。
 実験のための機体。次の世代を、次の次の世代を、次の次の次の世代を、作るための機体なのに……後継する機体が作られなかった。ずっと飛ばなきゃならなかった。

 それがやっと本来の役目を果たせたんだと思うと、堪らないものがあるのですよ。ぼくの勝手な思い入れなんだけどさ。

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