ハッブル宇宙望遠鏡のジャイロに関わる問題。
http://www.planetary.or.jp/magazine/YMC050907.txt
ネタ元:日本惑星協会のメールマガジン
>ハッブル宇宙望遠鏡のジャイロに関わる問題。ハッブル宇宙
>望遠鏡には、姿勢制御用に6基のジャイロが搭載されています
>が、そのうちの3基を用いて姿勢制御を行い、残りの3基をバ
>ックアップとしてきました。しかし現在は2基のジャイロが
>故障して機能を失っていますので、近いうちに姿勢制御がで
>きなくなるかもしれないと懸念されています。そこでNASAは
>若干の延命策を講じました。ジャイロ2基による姿勢制御モ
>ードに変更したのです。2基にすると、姿勢を判定できない
>範囲ができてくるのですが、それを誘導センサーに引き受け
>させ、さらに一つのターゲットから次のターゲットに観測方
>向を転換するときの位置情報を、ジャイロではなく磁力計と
>スタートラッカーで獲得しようというのです。頭を使ってい
>ますねえ。これで少しは生きながらえるでしょう。
NASAのこの種のありもので何とかする技能の高さには毎度々々感心させられます。
本当はハッブル宇宙望遠鏡に修理予算がついてくれるのが一番いいわけですが。(アメリカ航空宇宙局は、今後ハッブル宇宙望遠鏡の修理を行なわないと発表しました。これは事実上、廃棄宣言であり、このままでは2007年に太平洋上に落下させなければならないと予想されています。)
| 固定リンク
コメント