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2006/01/17

<邪神狩人> 対 地底魔獣!

ブライアン・ラムレイ“地を穿つ魔”タイタス・クロウ・サーガ
1974年/翻訳:夏来健次 /創元推理文庫
『ヨーロッパ各地で相次ぐ群発地震の陰には、間違いなく人知を超越した存在がある。希代の陰秘学者タイタス・クロウは、奇怪な失踪を遂げた考古学者とその甥の遺した手記を読み進めるにつれ、その考えに確信を抱く。しかしその頃、すでに人外の存在――クトゥルー眷属邪神群の魔手は彼の身に迫っていた!クロウは親友アンリ・ド・マリニーを始めとする、邪神狩りの志を持つ者らと共に、反撃を企てる。かくして旧支配者と人間との戦いの火蓋が切って落とされた……。ラヴクラフトより連綿と書き継がれたクトゥルー神話に新たな世界を開拓する、伝奇ホラーの名手・ラムレイによるタイタス・クロウ・サーガがついに幕を開く!』

 特定方面ではデモンベインの元ネタとして名高い『タイタス・クロウの事件簿』の続編です。続編とは言っても、前作は短編集なのでこの本から読み始めても大して問題はないでしょう。もちろん、最低限のクトゥルフ神話知識は持っておいたほうが無難ですが。
 巻末の解説でも言ってますが、この小説は『伝奇怪獣小説』です。人類のために戦う秘密結社科特隊ウィルマース・ファウンデーションが宇宙からやってきた悪い怪獣邪神と死闘を繰り広げる物語。後半の展開にはは伊福部テーマがそれはもうよく似合う。

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