ロバート・F・ヤング『ピーナッツバター作戦』
短編集/翻訳:桐山芳男/青心社SFシリーズ
『妖精を思わせる異性人と純朴な少年との心暖まる交流を描いた表題作「ピーナツバター作戦」。さまよえるオランダ人の伝説をモチーフに、宇宙をさまようパイロットと流転の美少女との、結ばれるべき愛の運命を描いた「われらが栄光の星」。未来の軍事国家で許されぬ恋に落ちた男女を描く「星に願いを」など。抒情性で根強い人気を誇るヤングが、心優しき愛をうたいあげたSF短編集。』
ついに復刊なった青心社SFシリーズ。常に、愛というテーマでSFに臨む男、ロバート・F・ヤングの特定の方向性で固めた短編集。
「星に願いを」の『なぜ八年間も同じ夢を見続けたのか?』に対する答えにはちょっとやられた。これがアリかナシかと問われたら基本的にはナシなのだけれど、ヤングだと許せちゃうんだよなぁ。愛だぜ。
ところで、河出書房・奇想コレクションの『たんぽぽ娘』はいつになったら出るのかなぁ。
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