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2007/02/06

鷹見一幸『銀星みつあみ航海記 LOG.1 彼女が家出した動機』

『機動戦闘艇パイロット&オペレーターだったハヤトとハインツの銀星勲章コンビ。そんな彼らがひょんな経緯で22億クレジの大金を手にいれた!それを元手に、帝国宙域を駆けめぐる運送屋、その名も「銀星運輸」を始めた2人。だが開業早々飛び込んできたのは、ひとつの星を破滅から救うかわりに、いつ爆発するかわからないという危なすぎる荷物の依頼で!?あの人気作「でたまか」の世界観を継ぐ鷹見流☆オールドファッション・スペースオペラ!』

 ひょんなことから自由貿易船を手に入れた、海軍(一期)出身のパイロット、海軍(二期)出身の航宙士(ああっそういえばA型自由貿易船には航宙士いらねぇ)、その他(0期)のスチュワードたちが繰り広げる冒険を描いたトラベラーリプレイ(嘘)。
 雑誌連載を読んだときにもトラベラーの名前を出しましたが、実際かなりトラベラーしてます。とくに荷物の輸送先で、空荷で帰らずにすむことを喜ぶあたり(切実)。
 主人公たちはこれがトラベラーなら速攻で首をくくることになるであろう甘ちゃんで青臭い若造たちですが、それがよい。それでよい。自分が馬鹿を見るかもしれないとわかっていても怯まずがんばる若者(とおじさん)たちには好感が持てます。読んでて気分がいい。

 宇宙の運送屋である主人公たちが運ぶことになるのは、ある惑星を救うために必要な、ほんのわずかな衝撃や電磁波でいつ爆発するかわからない危険な薬品。つまりスペオペ版恐怖の報酬です。(……このネタいいな。こんどスタレのシナリオ作るときにパクろう)
 星系間ゲートをくぐるたびに次々と襲いかかるトラブルまたトラブル。宇宙パトロールに宇宙海賊、宇宙マスコミに宇宙商人あげくのはてには宇宙小学校の修学旅行宇宙船までが行く手を阻みます。
 惜しいのは、爆発しそうだ!しそうだ!もうする!死んじゃう!もうだめだ!というお約束のパニック感絶望感がちょいと物足りなかったかも。恐怖の報酬テーマなんだからもうちょっと、不愉快なくらいに引っ張ってもよかったんじゃないかしら。あんまりやりすぎると今度は爽快感がなくなる諸刃の剣だけど。

 今月末にはザ・スニーカー誌連載の主人公たちが出航する前の話が出るようなのでそちらも楽しみ。

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