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2007/04/28

山田吉彦『海賊の掟』

『ギリシア神話の昔から、大航海時代のキッド、ドレーク、あるいはカリブの海賊たち、日本でも藤原純友、倭寇、水軍、そして今日のマラッカ海峡に出没する略奪者に至るまで??古今東西、海のあるところ常に存在した海賊。国家や法律などの枠組みから抜け落ちた成らず者集団であったが、一方で必ず独自の掟を設け、驚くほど民主的な共同体を作り上げていた。映画やアニメの世界などでは窺えぬ、本当の"奴ら"の実態』

 第1章「現代に生きる海賊」の章を目当てに購入。
 マラッカ海峡で日々元気に活躍中(年間百件以上の海賊事件が発生)の現代海賊たち。現代の海上武装強盗の半数以上がマラッカ海峡を中心とした、この東南アジア海域でおこっているものです。
 このあたりでは「ロビンフッド海賊」と呼ばれる村ぐるみの海賊が多く、ごく普通の村の若者が船を襲い、奪ったものは村で分配とバイキングか昔の瀬戸内の水軍あたりに通じるのどかさで心和みます。他人事だからいえることですが。

 2章3章の西洋・日本の歴史上の海賊の話は基本をきちんと押さえた読みやすいものですが、この章にはすごく重大な欠点がありまして……地図を出せ地図を!
 一応、主要な部分の地図は掲載されているのですが、各章あまり大きくないのが一枚二枚。全編通して5枚だけではちょっと足りません。地理の確認のためだけにいちいちはじめのほうまで戻らなくちゃいけないのはちょっとストレス。
 本文が悪くないだけに、そういう部分の足りなさがちょっと惜しい。

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