パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
むう(微妙な表情)。見ている間は面白かったし、見るべきところは確かにあるんだけど、全体として振り返ると……なんか、こう、もにょもにょする。すごく盛り上がったTRPGのアドリブプレイのあとのような気分?
上映時間三時間中、ジャック・スパロウの復活に半分近くを使ってるわけで、いっそ『キル・ビル』や『マトリックス』みたいに二本に分けてしまうわけには行かなかったんだろうか。パイレーツ・オブ・カリビアン3でジャック・スパロウの復活までの冒険を描いて、パイレーツ・オブ・カリビアン4ですべての決着をつけるような。ちょっと駆け足の展開でごっそり削られてる部分がもったいない。
グデグデの海賊会議やエンディングやその他もろもろでどいつもこいつも自分に正直に裏切りまくりなのが小悪党の海賊らしくてたいへん好ましい。ラストのキャプテン・バルボッサとジャック・スパロウのアレとかもう最高。
バルボッサといえば、今回は主役陣を喰らい尽くす勢いの大活躍。一作目から気に入ってるキャラクターなのでたいへん満足。
サルのジャックが相変わらず可愛いけど、どうせなら終盤までずっと序盤のようにオウムとのペアで活躍させてやればよかったのに。可愛かったのに。
ラストバトルは素晴らしかったけれど、せっかく出てきた海賊の頭目たちが完全にエキストラなのはもったいない。強大な敵のはずの東インド会社が「うわもうだめだー!」な神聖騎士団なのも然り。
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