ジョン・スコルジー『老人と宇宙(そら)』
2005年/翻訳:内田昌之/ハヤカワ文庫
『ジョン・ペリーは75歳の誕生日にいまは亡き妻の墓参りをしてから軍隊にはいった。しかも、地球には二度と戻れないという条件で、75歳以上の男女の入隊しか認めないコロニー防衛軍に。銀河の各惑星に植民を始めた人類を守るためにコロニー防衛軍は、姿形も考え方もまったく異質なエイリアンたちと熾烈な戦争を続けている。老人ばかりを入隊させる宇宙軍でのジョンの波瀾万丈の冒険を描いた『宇宙の戦士』の21世紀版登場!』
老人だけが入隊を許されるコロニー防衛軍に新兵として飛び込んだ一人の老人の波乱万丈の冒険。文句なしに面白かったので、一気に最後まで読んでしまいました。
主人公が老人であるという設定が、奇をてらうだけではなく、ストーリー上でも重要な意味を持ちます。このあたりの上手さはさすがの一言。この作者の次の作品にも期待です。
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