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2007/05/01

今日の読了本『世界平和は一家団欒のあとに』『テクニカラー・タイムマシン』

橋本和也『世界平和は一家団欒のあとに』 

ハリイ・ハリスン『テクニカラー・タイムマシン』
1967/翻訳:浅倉久志/ハヤカワポケットブックSF
『倒産寸前に追い込まれたクライマックス映画社は、大スペクタル映画『ヴァイキング・コロンブス』の製作にその社運をかけた。成功は疑いなしだった。時間的転置だけではなく空間的転置もできるタイムマシンを使って、撮影隊を11世紀のオークニー諸島に送り込み、現地オールロケで迫真的なワイド・スクリーン・スペクタクルを撮そうという寸法なのだ――タイムマシンを発明したヒューイット教授、プロデューサー兼監督のバーニイ・ヘンドリクソンらが乗り込んでの試運転も首尾よく成功を収め、いよいよ本格的な撮影に入った。エキストラや、セットは不要、騒ぎを起す労働組合もない。撮影は順調に進んだ――突然、短剣と斧をふりかざした本物のヴァイキングが撮影隊を襲撃してくるまでは!彼らを撃退はしたものの、主役に仕立てた現地人がヒロインの女優とストーリイそっちのけで恋仲になる始末。だが救いがないわけではなかった。過去での撮影がいくら延びたとしても、現在の完成予定日にはなんら支障はなかったのだから……。才人ハリイ・ハリスンが軽妙にタイム・パラドックスを扱った、抱腹絶倒のユーモアSF!』

 タイトルのテクニカラーは初期のカラー映画のこと。年配の人がコピー機をゼロックスと呼ぶようなものですね。
 倒産寸前の映画会社が銀行の会計監査が入るまでの1週間で映画を一本でっちあげるために、タイムマシンを使って紀元1000年頃にタイムトラベルして前代未聞の映画撮影をする話。実にハリイ・ハリスンらしい問答無用のユーモア・タイムトラベルSF。
 ちなみに、撮影の素材に選ばれたのはヴァイキングによるアメリカ渡航。まさに『ヴィンランド・サガ』のテーマ。あちらの登場人物でこちらに登場している人物がいたりするので両方読んでいるとさらに楽しめます。

 ちなみに挿絵がモンキー・パンチの文庫版ではなく銀背のポケットブック版。

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