スモーキンエース 暗殺者がいっぱい
ギャングのボスを裏切ったターゲット(とその賞金)を狙って、世界中から凄腕の殺し屋やらFBIやら身柄引受人やら集結してきて大暴れして人がバカバカ死ぬ映画。
あー、惜しい。すごく惜しい。ラスト直前までは予告編そのままのゲラゲラ笑って見れるイカしたトンチキアクション映画なのに。どう考えてもプレイヤーほぼ全員田中天なのに!(参考1、2、3)
終盤まではドンパチやってスカッとする皆殺し大惨事映画なのに、最後の最後でGMが正気に返ってミステリー的どんでん返しを持ってきたりするから中途半端な駄目映画になっちゃう!
あれだ、もっとギャフンなオチでよかったんですよ。むしろギャフンなオチの方がよかった。コレだけたくさんの人が死んだのにこんなオチでいいんかー!?的な、みんな死んじゃう勢いで。本編で意表をつく退場をした女殺し屋と黒人側近のカップルも生き残ったんだなーとか思ってたらスタッフロールの最後で新ゾンビる。無意味に。
ボスの言ってた「裏切り者のターゲットの心臓(ハート)が欲しい」が実は「彼の心(はぁと)が欲しいの、らぶらぶちゅっちゅ」で、ターゲットの方も「ボスの気を引きたくて組織を乗っ取ろうとしたけど、ホントはボスのことが……」と最後にとってつけて愛を語って二人仲良く旅立っていく、モロッコかタイのあたりに。
殺し屋やらFBIやら身柄引受人やらは相打ちでほぼ皆殺し。無意味に。
そして、ぼくらはこりゃ最低の映画だと文句を言いながら劇場を出てくる。
そんな映画だったら半年後に、DVDを買ってたよ。話はひどいけどアクションは良かったよねとか何とか言いながら。
何で最後の最後になってマジになっちゃうかなぁ。あー、惜しい。すごく惜しい。
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