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2007/10/11

「宇宙でも断食したい」 露宇宙船搭乗のマレーシア人

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/071010/erp0710102305004-n1.htm

 ループシャンドという遠距離通信の専門家は、この任務に参加するための試験にすべて合格した。
 彼は信心深いイスラム教徒だったので、一日に五回はメッカの方角をむいて祈りをささげた。まあ、メッカのことなら問題ないと思った――地球はいつでも船の床のまっすぐ下にあるのだから。
 ところが彼の話によると、一日に五回というのは地球時間で五回ということなので、宇宙船がどんどん速度を上げると、祈る回数もどんどん増えることになる。彼は飛行計画をながめて、加速が最大になる中間地点では、船内で一日たつごとに地球では二十四日がすぎることに気がついた。となると、船の中では一日に百二十回祈ることになる。これでは眠る暇もない。
 反対に、一ヶ月続くラマダーンの断食は一日そこそこで終わるのだが、それで埋め合わせになるわけでもなく、彼はやむなく任務からはずれた。
 幸いなことに、任務に参加したほかの千三百四十九人のイスラム教徒たちは、この問題と上手く折り合いをつけたようだ。

(C)ロバート・J・ソウヤー『ゴールデン・フリース』

>敬虔(けいけん)なイスラム教徒のマレーシア人飛行士が乗った
>ロシアの宇宙船ソユーズが10日、旧ソ連カザフスタンのバイコヌール
>宇宙基地から打ち上げられた。宇宙ではイスラム教の求める礼拝や
>断食が難しいため、マレーシアのイスラム法学者らは、宇宙での
>礼拝方法を定めた“ガイドライン”を作成、当の飛行士は
>「宇宙でも断食したい」と意気込んでいる。

>地球のまわりを1日16回転するISSでは全く勝手が異なる。
>イスラムの教えでは1日5回、聖地メッカの方角を向き、
>ひざまずいて礼拝することになっているが、どの時刻で行い、
>無重力状態でどうひざまずくのか。さらに今回は、飛行期間の一部が
>日没前の食事が許されないラマダン(断食月)に重なるが、
>何をもって日没とするのか。

>これらの問題に対処するため、マレーシアのイスラム機関、
>全国ファトワ評議会は数カ月に及ぶ審議の末に、「ISSでの
>イスラム教徒の義務」(十数ページ)を作成。同国からの報道に
>よると、宇宙では地球の打ち上げ場所の時間を適用し、祈りの
>体勢は「可能な限り」とした。断食を行えない場合には帰還後に
>代替することも認められ、イスラム教の禁じる豚肉成分などを含むか
>「疑わしい」宇宙食は、「飢えを避けるだけ」口にできるとした

 いままではあまり表に出てこなかったけど、これから大人数が宇宙へ進出する(するよな?)ことを考えると、地上での習慣を実施可能な範囲へすりあわせるのは大事なことですよね。それまでの習慣・信仰を捨てろとぶった切るわけにもいかないし。
 このガイドラインはちょっと注目。

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