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2007/10/10

ジャック・ヨーヴィル『吸血鬼ジュヌヴィエーヴ』

短編集/翻訳:藤沢涼、小林尚海、朝月千晶/HJ文庫G
『ドラッケンフェルズ城での惨劇を生き延びたジュヌヴィエーヴとデトレフは、互いに特別な絆を感じていた。人間と吸血鬼という奇妙な組合せではあっても、幸せな生活を楽しんでいたのだ。とはいえ、ジュヌヴィエーヴはドラッケンフェルズ城の事件の後、しだいに人間の闇の部分へと惹きつけられていくデトレフに不安を感じてもいた。デトレフの新作劇は初演から大喝采を浴びることとなったが、昏く深き闇からの使者が、ひそやかに、だがすぐそこにまで迫っていた……。』

 シリーズの通し番号としてはウォーハンマーノベルの第2作。今回は『ドラッケンフェルズ』後のジュヌヴィエーヴを描いた中篇集。
 時系列的には前の話に当たる『ベルベットビースト』に登場した人物・事件が登場したり話題に出たりするので、『ベルベットビースト』を先に読んでおくことをオススメします。
 
・流血劇
 『オペラ座の怪人』+『ジキルとハイド』+『物体X
 わりとスタンダードな冒険ホラー。ラストのデトレフと“落とし戸の悪魔”の『会話』が泣かせる。二人とも完璧だから。

・永遠の闇の家
 ホラー調の文体でシリアスな顔して物語が展開していくけど、基本的に首チョンパでゲラゲラ笑う話。ロバート・ゼメキスの映画『永遠に美しく…』なんかのノリかな。
 前作(通し番号的には後だけど)『ベルベットビースト』に登場した革命家クロソウスキーがいい味を出してる。
 
・ユニコーンの角
 貴族のユニコーン狩りと色々あってそれに巻き込まれるジュネの話。前の二本に比べるとちょっと印象が薄い。

 今回翻訳の3冊の内では『ベルベットビースト』が一番面白かった気がします。

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