土星のA環に、新たに衛星の残骸8個を発見
http://www.astroarts.co.jp/news/2007/11/09moonlet-belt_saturn/index-j.shtml
>土星のA環には、彗星や小惑星の衝突で破壊された衛星の残骸がつくる
>プロペラ型の構造が2006年に発見されていたが、新たに同様の構造が
>8つ発見された。
>これは、彗星や小惑星の衝突によって破壊された衛星の残骸が、
>周辺の粒子に重力的な影響を及ぼしたために形成されたもの。
>構造の長さは約16キロメートルで、残骸1つの大きさは直径
>100メートルほどだ。
>研究チームでは、まだ未発見の残骸が数千個単位で存在しており、
>1つ1つの大きさは15キロメートル以上と計算している。
>残骸の大きさは1つがサッカーグラウンドほど。残骸が存在している
>範囲は、幅が約3000キロメートルとひじょうに狭く、土星のリング全体と
>比べるとその80分の1しかない。
>残骸の起源は、彗星や小惑星による衝突で大きな衛星が破壊されたものと
>考えられている。このことは、土星の環が、大きな衛星が崩壊し
>その残骸が次々と衝突することで形成されたとする考え方を
>支持している。
>「これらの残骸は、土星の環の形成と進化のなぞというパズルを
>完成させるための、新たな1ピースです。われわれの発見と
>そこから導かれる新たな結果が、将来の研究に取り入れられると
>信じています」
まるでマトリョーシカみたいだ。拡大すればするほど、間隙の数もどんどん増えていく。環の一層一層にドラマがあるんだろうかと思うとワクワクする。
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