マイケル・バー=ゾウハー『エニグマ奇襲指令』
『1944年3月、英国はナチの最新ロケット兵器完成の報を入手した。その攻撃を未然に防ぐには、敵の暗号通信の解読が不可欠。だが極秘暗号機エニグマによって作成される敵の通信文は解読不可能だった。残された手段はエニグマを奪取するのみ──しかも敵に感知されずに!傑出して変装術をもつ服役中の大泥棒ベルヴォアールは自由と多額の現金を約束され、ドイツ占領下のフランスへ単身潜入するが・・・戦争冒険小説の傑作!』
ノルマンディー直前のパリを舞台に、男爵と呼ばれる怪盗ベルヴァールとドイツ国防省情報部員フォン・ベックの暗号解読機エニグマをめぐる知恵比べ。互いの先を読み合う熱い駆け引き。短いながらも内容が詰まった隙のない一冊です。
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