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2007/12/08

太陽コロナ超高温の謎に迫る 衛星「ひので」

http://www.asahi.com/science/update/1206/TKY200712060306.html

>太陽の表面温度は約6000度だが、上空の大気(コロナ)は
>100万度以上に達する。なぜコロナが極めて高温になるのかは
>長年の謎だった。

>国立天文台の岡本丈典・特別共同研究員らは、大気に浮かぶ
>約1万度のガス(プロミネンス)に着目。動きを調べて、
>太陽表面からのびる磁力線に沿って、秒速1050キロ以上で
>進む波動「アルベン波」を見つけた。この波動は存在が
>予言されていたが、太陽で観測されたことはなかった。

>一方、柴田一成・京大教授らは、表面のいたる所で頻繁に
>噴出する「ジェット」を観測した。表面で生じる強い磁力線に
>くっついて動くガス粒子が、エネルギーを得てジェットに
>なるらしい。

>このエネルギーをアルベン波が表面から上空に運び、
>コロナが加熱されて高温になっている可能性が
>考えられるという。

 おお、すごいぞ「ひので」、よくやった!

>太陽の表面温度は約6000度だが、上空の大気(コロナ)は
>100万度以上に達する。なぜコロナが極めて高温になるのかは
>長年の謎だった。

 太陽表面の上空に表面温度の数百倍の温度を持つプラズマが存在する理由については二つの仮説があります。太陽表面の磁力線を伝播する波(電磁流体的波)がコロナで放散するという「波動加熱説」と、コロナ中に多数の小規模フレアが起きて加熱するという「マイクロフレア加熱説」です。
 このうちマイクロフレア加熱については、1991年打ち上げの太陽観測衛星「ようこう」観測によって様々な情報がもたらされていましたが、今回、さらに「波動加熱説」の証拠となるアルベン波の観測に初めて成功したことで太陽コロナの研究は大きく発展することでしょう。続報が楽しみです。

 記事とは関係ないけど、『「ひので」が撮影した太陽』の上のほうの写真が顔みたいでちょっと怖い。ああ、あなたはプラネットマンさん!


<追記:071210>
三菱電機 DSPACE/「ひので」が太陽で大発見を続けるワケ

>ということは、「波動加熱説」が一歩リード?
>「確かに今回、1ポイント加点されましたが、世の中の支持で見れば
>『ナノフレア説』が5ポイントリードしています。
>もちろんナノフレア説も直接観測を目ざしていますよ。
>もうちょっと待って下さい」
>と意味深な笑いを浮かべる常田教授であった。

 うは、楽しみ楽しみ。

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