« 鷹見一幸『銀星みつあみ航海記 LOG.03 僕が仲間になった理由』 | トップページ | 水中トランスフォーマー、身の危険を感じると変体する水中生物 »

2007/12/12

カリ・ステンマン&カレヴィ・ケスキネン『オスプレイ・ミリタリー・シリーズ―世界の戦闘機エース4 第二次大戦のフィンランド空軍エース』

『ロシア革命の混乱のなかで、フィンランドは民族国家として生まれた。フィンランド空軍は1919年、帝政ロシアからの独立戦争さなかに誕生した。そして義勇兵としてスウェーデンから馳せ参じたフォン・ルーセン伯爵が持ち込んだ機体に描かれたルーセン家の幸運のシンボル「青い鉤十字」が空軍の国籍標識となった。第二次大戦中、二度に渡るソ連の侵攻を撃退したフィンランド空軍は、その人口比では世界でもっとも多くのエースを輩出した。しかしこの北ヨーロッパ最強の戦闘機隊は、英、米、独、伊、仏、ソ、そしてオランダからかき集めた雑多な機体から構成されていた。開戦当初、フィンランド空軍は他の国では活躍しえなかったバッファロー、フィアットG.50、モラヌ=ソルニエMS406などの戦闘機を駆使し、驚くべき戦果をあげつつ、戦いの後半、ドイツの名機メッサーシュミットMe109を得て、その活躍は最高潮に達する』

 強大すぎる敵ソビエト連邦を相手に『冬戦争』『継続戦争』の二度の戦争を戦い抜いてその独立を守り続けたフィンランド。
 戦争中盤にドイツからメッサーシュミットが供給されるまで、各国の放出品をかき集めた(いわゆる)駄っ作機と敵国ソ連からの鹵獲機体だけで伝説的な戦果を挙げた超人たち。近代史で最もドラマチックに戦った戦闘機乗りたちの活躍がわかりやすく詳細に書かれています。
 写真やカラーイラストなどの画像資料も豊富です。カラー塗装図の項では10ページに渡って様々なパイロットたちの搭乗機体が紹介されているのですが、その機体出自は英米独伊仏ソと実に様々。よくもまあこんな寄せ集め戦闘機でソ連の大部隊を撃退できたものです。まさに英雄と呼ぶにふさわしい偉業です。

|

« 鷹見一幸『銀星みつあみ航海記 LOG.03 僕が仲間になった理由』 | トップページ | 水中トランスフォーマー、身の危険を感じると変体する水中生物 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/63442/17351620

この記事へのトラックバック一覧です: カリ・ステンマン&カレヴィ・ケスキネン『オスプレイ・ミリタリー・シリーズ―世界の戦闘機エース4 第二次大戦のフィンランド空軍エース』:

« 鷹見一幸『銀星みつあみ航海記 LOG.03 僕が仲間になった理由』 | トップページ | 水中トランスフォーマー、身の危険を感じると変体する水中生物 »