近所のスーパーでためしに買ってみたクランベリーのジュースを飲んでいて思い出したんですが……
子どものころ読んだ洋物の絵本や児童向け小説には『こけもものパイ』とか『こけもものジャム』とかいう聞きなれない食べ物が良く出てきてて、幼少のぼくはなぞの『こけもも』という植物に強い憧れをいだいていたわけですよ。
一体どんな果物なんだろう?『“こけ”もも』というくらいだからじめじめしたところに生えているんだろう。きっと色も茶色まじりの深緑とかでべとべとしていて見た目は良くないんだろう、と。
ああ畜生!すげぇ憧れだったよ『こけもも』。それはもう脳内で勝手に妄想植物のイメージを作り上げるほどに。おかげで、ちょっと成長してからものの本で『こけもも』を調べて、そのあまりに残酷な現実に結構なショックを受けるのでありました。
……『こけもも』が『クランベリー』というごくごく普通のベリー系の果物だなんておれは今でも納得がいってませんよっ!
ちがうんじゃよ~ワシの思ってた『こけもも』はもっと不味そうな、苔みたいな外見と色合いで、さっぱり食欲をそそらないものなんじゃよ~。食感もべったりと舌に残る感じで、苦味があって、ただ保存性だけはいいから長期保存できて、他に食べるものがないから仕方なく食べるような、そんないやな食べ物なんじゃよ~。
まあ、それでも『こけもも』ショックなんてのは『黒スグリ』の正体について知ったときのショックに比べれば小さいものでしたが。
……だって『黒スグリ』って『ブルーベリー』の従兄弟分なんだぜ!?
ちがうんじゃよ!?わしの黒スグリはプラム系の実の大きな果物で……(このまま妄想果物について暫く何かを喋り続ける)
【メディック、メディーック、中の人がやられたー!!】
ところで、タイトルのクランベリージュースはいまひとつでした。次はないな。
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