« スリル満点の「旧ソ連」テーマ・パーク、KGBの尋問もリアルに体験 | トップページ | 骸骨と香辛料 »

2008/05/10

水星の磁場形成のしくみを解明か

http://www.astroarts.co.jp/news/2008/05/09mercury_magnetic-field/index-j.shtml

>水星の核のほとんどは鉄でできているが、硫黄も存在すると
>考えられている。硫黄は鉄に混ざると融点を下げるので、
>水星の磁場形成に重要な役割を果たすことになる。

>その結果、融けた混合物を冷却すると鉄どうしがくっついて
>立方体の結晶状になり、水星の中心へ落ち込むことが明らかになった。
>このとき、硫黄を多く含んだ軽い液体が逆に上昇する。この対流に
>より電流が流れ、水星の磁場が形成されているというのである。

>研究チームによれば、鉄片の沈み込みは水星内部にある特定の2つの
>領域で起きている可能性が高い。これが事実であれば、水星は太陽系
>内の岩石惑星や衛星としては、ほかに類を見ない特徴をもっている
>ことになる。

 うは、じつにミステリアス。たしか、水星が巨大な核を持つようになった理由についても諸説紛々なんですよね。場所が場所だからそうそう探査機を送り込むこともできないしなぁ。いままさに活動中のNASAの水星探査機「メッセンジャー」がいずれ送ってくる観測データが楽しみだ。最低でも三年かかるけど。(現在、水星周回軌道に乗るためのスイングバイ中)

 そういえば、ネタ満載惑星の割に水星テーマでメジャーなSFってあんまりないなぁ。ぱっと浮かぶのはアラン・ナースの灼熱面横断とアシモフの推理SF……あとはロボットが同じところをぐるぐる回るやつ(ヒント:アシモフ)くらいかなぁ。短編ばっかりだ。

|

« スリル満点の「旧ソ連」テーマ・パーク、KGBの尋問もリアルに体験 | トップページ | 骸骨と香辛料 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 水星の磁場形成のしくみを解明か:

« スリル満点の「旧ソ連」テーマ・パーク、KGBの尋問もリアルに体験 | トップページ | 骸骨と香辛料 »