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2008/06/03

Banana: R.I.P.(バナナよ安らかに眠れ)

http://www.the-scientist.com/news/display/54710/

 ざっと読んでみたところによると、(主にエキサイト翻訳の力で)

 現在われわれが食べているバナナは、我々の祖父母が食べていたグロー・ミシェル種とは違うものである。グロー・ミシェル種は、現在われわれが食べているキャベンディッシュ種よりも大きく、よりおいしく、より固いものだった。そのグロー・ミシェル種が手に入らなくなったのは、グロー・ミシェル種が事実上絶滅してしまったからだ。
 19世紀後半にヨーロッパに流入したグロー・ミシェル種は、1960年までにパナマ病によって壊滅した。当時パナマ病を引き起こしていた真菌に耐性のあるバナナとして、チキタやドールといった大手バナナ栽培会社が採用したのがキャベンディッシュ種である。
 そのキャベンディッシュ種が耐性を持たない新パナマ病が現在急速に広がりつつあり、いまだ新パナマ病が及んでいないラテンアメリカのバナナ農園に病気が上陸するのも時間の問題になってきた。
 しかも、この新パナマ病は多くの人々の主要な栄養源(ウガンダなどは食事のおよそ80パーセントが果物で補われている)であるアフリカバナナにも広がる恐れがある。

……ですと?
 タイトルから想像するよりもはるかに深刻な話じゃないですか!早く対策を練らないと本気でひどい飢饉が起こりますよ!
 ちょうど伊藤章治の『ジャガイモの世界史 歴史を動かした貧者のパン』を読んでるところだから、アイルランドのジャガイモ飢饉の話を連想せずにはいられません。どうか早期の対策を願います。

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