内海慶一『ピクトさんの本』
自己犠牲にもほどがある。
『よく見れば、街中のあちこちにいて私たちに注意をうながす人型ピクトグラム「ピクトさん」。本書は、世界中から集められた痛々しすぎて笑ってしまうピクトさんの目撃写真に、おもしろコメントをつけることで、単なる記号をエンターテイメントにまで高めた、本邦初の「ピクトさん研究報告書」です』
ピクトとは、すなわち「被苦人(ピクト)」である。
世界中のあちらこちらでぼくたちに注意をうながすために大変な目にあっている人型ピクトグラム「ピクトさん」そのピクトさんの目撃写真をまとめた一冊。先日紹介したこのサイトの記事に大幅加筆したものです。
これがもう素晴らしく面白い。日本のみならず世界各国に存在するピクトさんの激闘っぷりにきみも感動せよ!その写真に添えられたコメントも見事で、実にうまいこと笑いのツボをついてくれます。
この本を読んだら世界が違って見えるようになります。ただそこに「ある」だけだったピクトさんたち。今ではかれらを目にするたびにその力強い声が聞こえてきます。
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