教授と貴族と平八郎
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ネタ元:磨伸映一郎さんの日記(mixi)
この教授のエピソードも相当に面白いのですが、コメント欄で紹介されているこの話(↓)に仰天しました。
バルチック艦隊との戦いの時には、日本艦隊に乗る予定だったヨーロッパやアメリカの観戦武官や記者団は逃げだし、3人の観戦武官だけが乗船した。
その中でアルゼンチンの観戦武官だったドメック・ガルシア大佐(後に海軍大臣)は装甲巡洋艦「日進」に乗り込み、日進の艦長らが負傷した後は国際法違反と知りながら砲撃の指揮を取っている。
おわーっ!?本当にリアルの人物ですかこの人?なんという小説を地でいく行動を!!すげー、かっこえー!!
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コメント
「日進」は、確か元はアルゼンチン海軍の戦艦になるはずだったものを、日本が日露戦争で買い取ったはずです。
うろおぼえですが、ガルシア大佐は、その艤装とかで建造時から関わっておられたのではないかな?そういう艤装委員はそのまま艦に乗り組みになりますから、階級からして艦長になられるはずの方でしょう。
「日進」にはひとかたならぬ愛着があったはずで、「この艦を沈めたくない」気持ちが暴走してラテンな軍人らしく、法に触れる行為になったのでしょう。
投稿: 銅大 | 2008/07/05 00:08
で、その時少尉候補生として「日進」に乗り込んでいて砲撃により左手の指2本を失う重傷を負ったのが後の連合艦隊司令長官、山本五十六その人などと聞くと『20世紀版ジャバウォッキー』にも使えそうなネタではあります(^_^)。
投稿: みづせ@黒書刊行会 | 2008/07/05 01:07
こんな船なんですね、装甲巡洋艦(これは姉妹艦の「春日」だけど)。がっしりしていて強そう。
http://www17.big.or.jp/~forlife/NewFiles/%8Ft%93%FA/kasuga.html
・銅大さん
解説ありがとうございます。
なるほど、その場のノリと勢いでやっちゃったわけじゃないんですね。
しかし、なんというかそのまま戦記もの小説みたいな立ち位置ですね。なんてドラマチック。
そのうちガルシア大佐ご本人が書いた『日本海海戦から100年』も読んでみよう。
・みづせさん
こちらも情報ありがとうございます。
……って、ホントにドラマ力(ちから)強いな装甲巡洋艦「日進」!
投稿: Johnny-T | 2008/07/06 12:38