インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
20年ぶりの大復活の最新インディ・ジョーンズ。これだけブランクがあって、ハリソン・フォードもお爺ちゃんになってしまって、さすがにパワーダウンは避けられないだろうと思ったらそんなことはなかったぜ。ああ、面白かった!!
でも敵がソ連軍になってしまって、トンチキ悪役力(ちから)はちょっとダウンしてるかな。残念だけれど、ソ連軍ではあのナチスドイツのインチキくさいほどのトンチキ格好良さは出せない。あ、でも、ヒロインのソ連士官イリーナ・スパルコ(ケイト・ブランシェット)――ソ連超能力機関のエージェントでスターリンの秘蔵っ子(作品中の"現在"はフルシチョフ時代ですよ)のレイピアの使い手――の駄目な娘カワイさは所属組織がナチじゃ輝かなかったよな。あの、出来る娘テクスチャでは隠し切れないドジっ娘っぷりがたまらない。
前半は荒野(の特殊施設)から大学構内まで、50年代のアメリカを舞台に50年代アメリカ的なネタ満載でした。アトミックカフェとか。このあたりもうちょっとアメリカ文化に詳しかったりすればもっと楽しめたんだろうなぁ。「ポマード頭め!」とか。
後半は秘境探検編。南米の大自然の素晴らしい迫力。これは大画面で見るべきですよ。
TVシリーズ『ヤング・インディ』の事件が話題に出たり、さりげなく『聖櫃』が登場してたりとファンサービスもばっちりでした。
ラスト、あの帽子をかぶりながらの「まだまだ若いものには譲らんよ」的な笑顔にしびれます。ええ、そうですとも。まだまだ引退には早いですよジョーンズ先生!あなたの次の冒険が楽しみだ!
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