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2008/10/05

庭から昇ったロケット雲

公式サイト

「宇宙はとにかくきれいなんだ」

 原題は“The Astronaut Farmer”。主人公の名前と、彼が農夫であることのダブルミーニング。そのタイトルの通り、自作のロケットで宇宙に飛び出そうとする農夫チャーリー・ファーマーの物語。
 大学で宇宙工学を学び、空軍に入隊し宇宙飛行士としての訓練も受けていたが、ある事情で除隊しテキサスで農場を経営するチャーリー・ファーマー。だが彼は宇宙飛行士になるという夢を捨てず、納屋でロケットを建造していた。
 打ち上げのためのロケット燃料を入手しようとしたことからFBIに目をつけられ、彼のロケットは打ち上げを禁止される。

 ドンキホーテだと笑われても諦めないで宇宙を目指す男。かつて宇宙飛行士に憧れた男の子もそうでない男の子も見るべき映画です。

「子どもたちは宇宙飛行を夢見ているあなたが大好き。"夢はかなう"と教えてほしい」

 パンフレットで野尻先生も言ってますが、実際にアメリカ市民が自作ロケットで宇宙に飛び出そうとした場合、きちんと手続きをすればそれほど問題にはなりません。Xプライズなんてのもあったしね。この映画のチャーリー・ファーマーの宇宙船は弾道ミサイルに転用可能だからちょっと難しいかもしれないけど。
 でもね、許可が出るとか出ないとかはどうでもいいんです。一人の古臭い男がその手で作った古臭いアトラスロケットを打ち上げるという部分が一番大事なんだから。

 ぼくが好きなのはNASAの管制室がテキサスから打ちあがった正体不明のロケットを観測したシーン。ニヤリと笑うブルース・ウィリスの後ろであがっている拍手の音。確かに聞こえる拍手の音。

 ちなみにファーマー役のビリー・ボブ・ソーントンはアルマゲドンでダン・トゥルーマン(「ミッション・ワッペンに憧れていた」の人)役を演じた人です。この人が宇宙を目指す男、ロケットに乗り込む男を演じている姿を見て涙。応援にも力がこもるってものです。

 そして物語が終わった後、エンドロールで流れるのはエルトン・ジョンの『ロケット・マン』。ベタだけどいいセンスでしょう。それはもう、いい気分で映画館を出てこれましたよ。

「子供のころなんでも好きなものになれると教わった。愚かかもしれないが今でも信じている。心の底から」

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