ブライアン・ラムレイ『タイタス・クロウの帰還』
『霊能力者タイタス・クロウとともにクトゥルー眷属邪神群の襲撃に遭い、以後十年に亙り行方不明となっていたアンリ・ド・マリニーが半死半生の姿で発見された。二人は四元に逃れたが、混乱のさなかに生き別れたのだ。だがついにクロウも、親友アンリの呼び声に導かれて帰還を果たす。時空の狭間を旅し、人智を超えた力を身につけた彼が、アンリに伝えた旧支配者誕生の真相とは?』
おいこらブライアン、好き勝手放題にハッタリかましすぎだろう!?(いい意味で)
テクスチャーはクトゥルフだけど、これ内容的には古手のスペースオペラだよね。少年が偶然拾った宇宙船で宇宙に飛び出すぞ!的なヤツ。ぼくは好きだけど、まじめなクトゥルーファンは怒り出すかもだ。
この調子でインフレ続けて、続刊でクロウが巨大ロボットに乗って旧支配者と闘ってもぼくはおどろかないぞ。さすがはデモンベインのオマージュ元だよ。いい感じにトンチキ力(ちから)が強大だ。
クロウのいい気になりっぷりがひどい今作ですが、それでもタイムマシンの操縦に必死になりすぎてアンリが時計から落っこちたことに気づかなかったあたり、いつものドジっ子っぷりは健在で一安心。
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コメント
ダーレスよりもラムレイが嫌、ラムレイが嫌....
投稿: itsman2001 / 風待月 | 2008/12/08 12:09
まあ、ラムレイはよきにつけ悪しきにつけ厨坊力にあふれた御仁ですからねぇ(苦笑)
投稿: Johnny-T | 2008/12/14 18:06