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2008/12/21

ドゥーガル・ディクソン『いま恐竜が生きていたら』

いま恐竜が生きていたら、この世界はどうなるのだろう?
 わたしたちは史上最大の生物といっしょに地球に住めるのだろうか――

 動物園で飼育できる?恐竜を食用にしたらどうなる?
 恐竜を番犬ならぬ、番恐竜にできる?
 何を食べるの?どこが住みやすいの?
 その答えを探るべく、陸と海と空とをめぐる壮大な冒険をしてみよう』

 『フューチャ・イズ・ワイルド』のドゥーガル・ディクソンが、その知識と妄想力で描き出す恐竜が生き残った現代!彼らがどう現代に対応しているのかを、インパクトのある恐竜イラストと平易な分かりやすい文章で深いところまでしっかりと解説。

 前半のページは「草食恐竜」「肉食恐竜」「海生生物」「空飛ぶ竜」の四つの大項目に分けて、それぞれの恐竜たちがどのように現代社会、原生生物たちと接しているのかが大量のイラストで語られています。
 オオツノヒツジと頭をぶつけ合うステゴケラスのユーモラスな姿や牧畜犬に群れを誘導されるプシッタコサウルスの愛らしさ、路地裏でキツネと残飯を奪い合うコエロファシスの凶暴さ、それにピラミッドを背景に駱駝といっしょに寝そべる“帆”をもつオウラノサウルスのくつろいだ姿。彼らの姿を見ていると、実はうちのご近所にも恐竜たちが生き残ってるんじゃないかという気分になってきますよ。
 ラッコに捕食されそうなアンモナイト(ラッコのすごくイイ笑顔!美味しそう)や、アンモナイト漁の流し網に巻き込まれてニューネッシーっぽく引揚げられたモササウルス、アシカといっしょに餌の魚をねだるクリプトクリドゥス。魚竜を守ろう!のプラカードを掲げた環境保護団体員。ページ数が少ないものの、ネタ密度が濃い「海生生物」の項が特にお気に入りです。
 ところで、「海生生物」編の総括ページのこの一文についてはみんな同じことを考えるよね?

>恐竜時代の小型の海の生物についてはどうだろう。
>中生代の時代と同じ数だけいたら、生態系の大部分を占めるようになるだろう。
>食用にできれば、それを捕まえて加工する専門の水産業ができるかもしれない。
アンモナイトのスシはいかが?アンモナイトのからあげは?
>という具合に。

……で、ソレは美味いの?
 うん、たぶんぼくらは食べるよ。バリバリ食べるよ。


 後半のページでは化石の発掘の仕方についてや恐竜が生きていた時代の環境やその変化、パンゲア大陸の分割や植物の変化などについて、恐竜と鳥類との比較などについて、フィクションで扱われる恐竜イメージの時代による変化について。そういったさまざまな恐竜関係の物事についても分かりやすく詳細に解説されています。それに、かゆいところに手が届くQ&A形式の恐竜トリビア集と用語解説も完備。

 Q&Aの「ティラノサウルスとスピノサウルスが戦ったらどちらが勝ちますか?」という質問に対する回答のティラノとスピノが、想像するとすげぇ可愛いくてどうしよう。きっとお互いをチラチラ気にしながらノソノソウロウロしてるんだぜ!?うは、堪らねぇ!嫁にしてぇ!

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