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2008/12/07

蒼井上鷹『最初に探偵が死んだ』

『内野宗也は義父の作家・星野万丈の莫大な遺産を管理していた。実子のない内野は四人の養子を育てあげたが、彼らには実子同様の遺産相続の権利が認められていた。ところが、新たな養子候補が現れ、新しい遺言状が内野所有の山荘で公開されることに。それに伴う不穏な動きに捜査を開始した名探偵・笛木日出男だが、何者かに頭を殴られ、いきなり死……その後も内野一家に降り掛かる惨劇。事件解決は誰が? そして、犯人は誰なのか……? あり得ない設定から繰り出される迷推理。その先に訪れる予測不能の結末とは……!? 蒼井マジック炸裂、まさに著者入魂(!)の長編ミステリー!! 』

 行き深い山奥の山荘――電話は通じず、外界との唯一の交通手段は使用不能な典型的な“雪山の山荘”フォーマット――で起きる殺人事件。こんなごくスタンダードな物語ですが、一点だけ普通じゃない部分がありました。
 一番最初に殺されるのが謎を解くべき名探偵!?

……というギリギリ感あふれるコンセプトのミステリ小説。
 裏技使いまくりの予想不能の展開は、おおむねフェアにやってはいますが、ミステリとしてみるとギリギリのところでアウトと判定せざるを得ません。さすがに超☆展開が過ぎるだろう。
 でもまあそんな小さいところはあまり気にせず、味のあるキャラクター同士のどこかとぼけた掛け合いを楽しみましょう。
 この人の本を読むのははじめてですが、他の本もこんなひどい(絶賛の表現)話なのかしら?気に入ったので他の本も読んでみよう。

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コメント

では、「俺が俺に殺されて」「まだ殺してやらない」
この2編をお勧めしましょう。ぜひとも。

投稿: 沙羅曼蛇 | 2008/12/13 03:39

ありがとうございます。早速探してみます。

投稿: Johnny-T | 2008/12/14 18:10

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