稲葉義明『トーキョーN◎VA The Detonation リプレイ ビューティフルデイ あるいはヒュー・スペンサー最後の事件』
『新種のドラッグパッチ『フラッシュ』を頬に付けて歌うバンド、『ブラックウイング』は、災厄の街トーキョーN◎VAのストリートで今注目の的だ。しかし、そんな彼らのライブで、観客の青年が飛び降り自殺をする事件が起こる。青年の頬には、黒い謎のフラッシュ。余命幾ばくもない不良探偵ヒューが、相棒殺しの名を持つ悪徳警官の京司、天才ハッカーの囚人グリム、そしてバンドと親しいトーキーのユエと出会ったとき、黒いフラッシュが見せる真実とは――! ユエの過去に関わる事件『ビューティフルデイ』も収めたトーキョーN◎VAリプレイ、久々の登場! 』
三人の道を失った男が少女に助けられる話であり、三人の男が道を失った少女を助ける話。後編では『男』が一人減っているって?いいや、彼はそこにいて彼らに力を与えている。そうだろう?
トーキョーN◎VAを遊びたくなる素晴らしい物語でした。
あとね、稲垣司政官(N◎VAのアイドル)がたった1ページの登場の癖にインパクトが強過ぎる。悪徳警官のレンズがこんなすごいキャラになるなんて予想できなかったなぁ。
「この街で生き様(スタイル)を貫くには、覚悟が必要だ。ときにはそのために、生命を捨てなきゃならない。ときにはそのために、大勢の人を死に追いやることになる」
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