7と20
映画を二本見てきましたよ。
・007/慰めの報酬
ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド第二弾。
前作「カジノ・ロワイヤル」の完全続編で、前作で出てきた人物が説明なしに登場してくるのでので、未見の人や細かい部分を忘れている人は前作を観直しておいたほうがいいでしょう。
テーマは前作に引き続いて、若きスパイが真のエージェントに成長する物語。シナリオは前作ほど手の入ったものではありませんが、その分アクションが多めです。陸に海に空にと場所を選ばぬ激突っぷり。
妙にいい味を出していたボスの側近があれで退場したのはもったいないなぁ。チョイ役でもいいから次回作での復帰を希望。
・K-20 怪人二十面相・伝
第二次世界大戦が起こらなかった『戦後』、1949年の帝都・東京の街を怪盗が跳ぶ!
んー、面白かったんだけど、色々な問題がさっぱり解決していないのがちょっと気になります。
この映画の舞台、わざわざ架空世界にしなくてもよかったんじゃないかなぁ?全体に丁寧に真面目に作っているだけに、この設定周りの部分だけ取って付けた感が強くて、どうしても最後まで違和感が残りました。別にウソ技術によるトンチキガジェット大活躍というわけでもないしさ。
この世界、このままかりそめの平和が続けば『平成イリュージョン/平成COMPLEX』、60年代にアメリカと核戦争を始めたら『サタスペ』ですね。さて、彼らはどちらの道を選ぶのか。
……オオサカの夜に舞う怪人ビリケン面相を追うシナリオなんてどうだろう?サタスペ的に。
オープニングアニメは『ワイルド・ワイルド・ウエスト』や『サンダーバード(2004年)』に並ぶ格好よさ。この部分だけ繰り返して見たいですよ。
| 固定リンク
コメント