ロバート・R・マキャモン『遙か南へ』
『はずみで人を殺してしまったヴェトナム帰りのダンは、余命いくばくもない身ながら逃避行に出た。道連れは顔半分に痣のある美少女に、ダンを追う三本腕の賞金稼ぎとプレスリーのそっくりさん。アウトサイダーにされてしまった者たちは、癒しを求めてひたすら南へ向かう。温もりと恐怖が混ざり合う不思議なロード・ノヴェル』
一人のベトナム帰還兵と異形を抱えた三人の男女の奇妙な旅。どうしようもない問題を抱えた4人の“アウトサイダー”たちがそれぞれの道にたどりつくまでの物語。
マキャモンを読むのはこれが2冊目のぼくが言える台詞ではない気もしますが、実にマキャモンらしいさわやかなロードノベルです。まあ、普通に人死にとか出るけどな。残酷だけど、さわやか。
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