ジャック・キャンベル『彷徨える艦隊4 巡航戦艦ヴァリアント』
『戦闘準備を整えたギアリー大佐ひきいるアライアンス艦隊は、ふたたびラコタ星系に突入した。ギアリーの思惑どおり、敵は戦闘能力を保持する全艦船を追撃艦隊につぎこんだため、そこに残っていたのはスターゲートを警備する小艦隊だけで、あとはおびただしい損傷艦とそれを修理する民間船だけであった。敵損傷艦の撃破、味方捕虜の救出、補給物資の強奪など、ギアリーの立案した作戦はことごとく成功するかに思えたが……!?』
前巻に続く激戦に打ち勝った艦隊は故郷アライアンス宙域に一歩近づき、シンディック市民にもギアリーの行動に共感してくれる人達が生まれはじめる。そんな中、味方であるはずのアライアンス艦隊内では"ブラック・ジャック"ギアリーの人気を恐れた勢力が反乱を企てていた。
いやもう、あいかわらずバトルも謎解きもそれ以外も盛りだくさんです。ギアリーに心の平穏が訪れるのはいつの日なのやら。
最大の問題であるところのギアリー大佐をめぐる三角関係もたいへんホットな展開になったし。あとがきによるとリオーネ副大統領は本国ではあまり人気がないようですが……副大統領可愛くね?超☆可愛くね?
謎のエイリアンの輪郭もだんだんと見え始めてきました。あとがきで最終巻が6巻(予定)であることが明らかにされましたが、この広げた風呂敷が後二巻で畳めるわけが無いよね。アライアンス宙域に戻ってとりあえずのファーストシーズン終了かな?
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