河嶋陶一朗『シノビガミ弐 刃魔激突』
『二千年の長きに渡り、血みどろの戦いを繰り広げてきた二つの忍法流派、鞍馬神流と隠忍の血統。不倶戴天の間柄である両者は、その永い戦いの歴史に終止符を打つべく、「刃魔の契り」という協定を結ぶ。それは、互いの代表三名による戦いを行い、勝者が敗者の流派を吸収するというものだった。流派の存亡を賭け、妖人魔人の戦いが、今、始まる!』
現代の裏側に潜む影の住人、忍者。彼らの虚々実々の忍術バトルを描いたTRPG『シノビガミ』の第二巻。「刃魔の契り」をめぐる忍者同士の激闘を扱ったリプレイと追加ルールを収録。
リプレイ『刃魔激突』は“鞍馬神流”と“隠忍の血統”の血戦をテーマにした、山田風太郎の忍者小説や少年ジャンプの異能バトルもの定番のチーム対立バトル。
前作同様、なにが現れるか分からない虚々実々の忍者大戦と欄外の問答無用の突っ込みコメントをゲラゲラ笑いながら読んでいたら……ラストで不意打ちを喰らいました。畜生、まさかここで泣きが入るとは!
参加プレイヤー・キャラクターはほぼ前巻と同じですが、シナリオ構成の都合上"斜歯忍軍"所属のルツボさんが新キャラクター"鞍馬神流"所属の京八葉(かなどめ・やつは)さんと入れ替わり、新ルールで作られた『一般人』PCのプレイヤーとしてイラスト担当の七原しえさんが新規参入。
……七原さんは色々とすごかった。
都会派忍者少女あばんはより健気になってさらにかわいくなりました。
幻蔵先生は幻蔵先生病をさらにこじらせてしまった模様。おかげで萌えキャラ度がさらにアップですよ。
八葉のあの方言は……個人的には割とアリだと思うんだよ。カワイクね?(目を逸らしながら)
今回プレイヤーキャラクターとしての登場は無しのルツボさん。彼女が意外な形でこのシナリオに関わっていたと知ってびっくりです。コイツは一本とられました。
そして、影斗と祭莉……綺麗なエンディングでした。
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