ケーニッヒモンスター開発物語
引用元:ケーニッヒモンスター(Wikipedia)
ネタ元&引用元:イヤ展スレ
バルキリーの会社に吸収されたモンスターの会社。
拠点防衛用のモンスターの需要は一定数あったのだが、
新上司はモンスターに変形機構をつけよと命じるのだった。
部下A「し、主任、屈辱です。あいつらなんでもかんでも変形して空を飛ばなきゃダメだと思い込んでやがる!」
部下B「あんな色物を作るくらいなら、いっそ俺は辞職します! モンスターの名を辱めるなんてできません!」
主任「馬鹿野郎! お前達の気持ちは分かる! 痛いほどわかるが、ここであきらめてどうする!
俺達がいなくなったら、モンスターはなくなっちまうんだぞ! それでいいのか!!」
部下A「主任! でも!!」
主任「見せてやろうぜ、俺達のモンスターは、どれだけいじくり回されても、誇り高きモンスターだってことを!」
個人的に大嫌いな可変型デストロイド・モンスターことケーニッヒモンスター。ええ、大嫌いですとも。なんでもかんでも変形して空を飛べばいいってもんじゃないだろう?
開発の経緯がたいへんひどいものなので紹介。すてきだよ、ケーニッヒ・ティーゲル博士。
今月号のモデグラ誌で完結した宮崎駿『風立ちぬ(ゼロ戦の設計者、堀越ニ郎をあつかった物語)』のノリで誰かコミカライズしてくれないかしら?
<開発>
2030年に新統合軍が示した基本要求は「自力で飛行・展開可能なデストロイドモンスター」という常識外のものであった。この難題にあたりノースロム、グラマン共同開発チームはかつてモンスターの設計主任であったケーニッヒ・ティーゲル博士に協力を依頼。モンスターを開発した新中洲重工も参加し、現存する量産型最終シリーズの一体を改造して試作を重ねた。
変形機構の設計は順調にクリアしたが、最大の課題は全長40m、全備重量370tの巨体が「重くて満足に飛べない」という点であった。これはティーゲル博士のアイデアで主砲のレールキャノンをプラズマロケットとして兼用する案で解決をみた。しかし、艦載運用時に不都合という軍のクレームにより、最終的に機体の大幅なスケールダウンを余儀なくされた。若干攻撃力を削がれる形となったが、余剰推力によりデストロイドモードでの格闘戦能力が高まるなど、機体のトータルバランスは向上している。結果、VB-6は成功作として可変爆撃機シリーズ中最も量産された機体となった。
しかし、小型化に反対したティーゲル博士は量産型試作機の初飛行を待たずプロジェクトから去り、統合軍航空博物館に展示された巨大原型機(通称:ティーゲルモンスター)の動態保存作業を続けながら余生を過ごした(航空ショーでは自ら操縦も披露した)。VB-6には博士の功績を讃え「ケーニッヒモンスター」の愛称がつけられたが、博士自身は巨大原型機こそが本物のモンスターという持論を曲げなかったという。
この話の一番イヤなところ
>最大の課題は全長40m、全備重量370tの巨体が
>「重くて満足に飛べない」という点であった。
>VB-6は成功作として可変爆撃機シリーズ中最も量産された機体となった。
だからなんでもかんでも変形して空を飛べばいいってもんじゃないんだよっ!!
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