ジャック・キャンベル『彷徨える艦隊〈5〉戦艦リレントレス』
『ディラワ星系で必要な物資の強奪に成功したギアリー大佐ひきいるアライアンス艦隊は、陣容を整え、ヘラダオ星系へと向かった。目的は2000名におよぶ捕虜の奪還と、食料の確保。そこで待ち受ける敵艦隊を撃破できれば、味方艦隊が待つヴァランダル星系まで、あと二つの星系を残すのみ!長きにわたる戦闘の日々もこれで終わりになると思われたまさにそのとき、艦隊内に潜む恐るべき敵の魔手がギアリーに忍び寄っていた……?』
戦争は終わっていないが、<彷徨える艦隊>は故郷に戻った。
や、面白かった。
百年の冷凍睡眠から目覚めたとたんに、敗軍の司令官として敵勢力のど真ん中で満身創痍の艦隊を故郷へ帰還させる任務を背負わされた気の毒なギアリー大佐の大冒険の最終行程。故郷アライアンス勢力圏へのラストスパート!
ギアリーを悩ませていた艦隊内部のさまざまな問題に決着をつけて立ち向かう最終決戦は、余計なことを考えることなく、ただただワクワクハラハラ手に汗を握りながら楽しむことができました。どうかみんな生き残ってくれ!
しかし、まだ最終巻になる6巻が残っています。これからどうなるギアリー大佐?これからどうするギアリー大佐!?
それに、次の巻で第1シーズンが終わったとしても、ジョン・ギアリーのの冒険はまだ終わりません。アライアンスの人々との再会にシンディックとの戦闘、異星人の陰謀への対処とやることは山のようにあるし、ぼくらはそれを読みたくて仕方がないんだ!!
……最大の敵ジェーン・ギアリーとの会見もまだだしね。
われわれわぁ、ぶんかてきなせいかつのためぇ……6巻および第2シーズンの速やかな刊行を希望しますよぅ!速く!速く!
「速やかに勝利をおさめなければならない。でないと、永久に勝てない」
「では、速やかに勝利しましょう」
「ああ。もちろんだ」
命に換えても、やりとげてみせる。
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