虚淵玄『アイゼンフリューゲルII』
『「始まっちまったぞ。宣戦布告してきやがった!」ただならぬクルツの剣幕に、カールの最悪の予想は確信に変わる。きっと、開戦と同時にブリッツフォーゲルは軍部に強制的に接収されてしまう。北極圏での帝凰龍との対決以来、ブリッツフォーゲルの前に現れる龍はいない。蒼穹の中、孤独なカールは操縦桿を握りしめ、あの煌々たる輝きを思い出す。"何故、飛ぶのか""何故、挑むのか"……帝凰龍と対決をしたあのとき、カールは『彼』にそう問われたような気がしてならない――。』
ドラゴンが大空を自由に羽ばたく世界で音速に挑んだ男たちの物語ついに完結。虚淵節全開の素晴らしい物語でした。人々はそれでもなお高く速く飛ぶことを目指す。
「で、どうする?まだ続けようって気はあるのか?」
「やってみるよ。折角やりかけたことだしね」
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