今日の読了本『オオカミさんとおかしな家の住人たち』『アラトリステ I』『お茶が運ばれてくるまでに―A Book At Cafe』
・沖田雅『オオカミさんとおかしな家の住人たち』
ちょっとおかしな人たちのそれぞれの恋の物語。……こういう内容だと知っていればデュラの7巻と感想を並べたものを。同時発売なんだし。
アニメ化決定はおめでたいのだけど……それをアナウンスする巻がこの内容でいいのか!?今回の巻はいつもにも増して下品度がアップしてるんだぞ!
つーか、アニメはどこまでやるんだろう?主に浦島さん周りのエロス展開と「天の声」について。どちらも欠かすことのできない重要なものだけど、どう料理するのかしら?
・アルトゥーロ・ペレス・レベルテ『アラトリステ I』
『三銃士』の少し前の時代、フィリペ四世統治下のスペインを舞台に、退役軍人の剣客アラトリステが胸には勇気と誇り、手にはトレドの剣とビスカイーナ短剣を持って暴れ回る活劇。光と闇をしっかりと描かれた17世紀スペインの空気が実にリアルです。
登場人物はドイツもコイツも一癖あって愉快な連中ですが、主人公アラトリステの宿敵になる(らしい)イタリア人の暗殺者グアルテリオ・マラテスタがいい味を出していて好きです。1巻のラストの不吉な発言が気になる。早く続きを読まなくちゃ!
・時雨沢恵一『お茶が運ばれてくるまでに―A Book At Cafe』
喫茶店で“お茶が運ばれてくるまでに”読み終えられるような短い話が収まった、温かいけどちょっと苦い味のイラストストーリー集。時雨沢恵一らしい大人の絵本。
「しんしのはなし」「あなたのいるばしょ」「きょうのできごと」がお気に入り。
今度は喫茶店で読もう、“お茶が運ばれてくるまでに”。
……ところで、あとがきがありませんよ?
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コメント
こんにちは。
〈ダルタニャン物語〉好きとしてはバッキンガム公が登場するのが嬉しいです。>アラトリステ
映画版も面白かったのですが,最終巻までを2時間強で納めるのは無理でしたvv
それでも見どころの多い作品でしたけれど。
ヴィゴ・モーテンセンが格好良すぎました。
早く,最終巻も翻訳してほしいものです。
投稿: 森山樹 | 2010/01/26 19:31
>〈ダルタニャン物語〉好きとしてはバッキンガム公が登場するのが嬉しいです。
本編でもちゃっかり『三銃士』とのリンクが示されてますもんね。
>映画版も面白かったのですが,最終巻までを2時間強で納めるのは無理でしたvv
うわ、全部入ってるんですか?どれかの巻だけを映画化したんだと思ってた。ということは映画版はまだしばらくは見られないってことだなぁ。
投稿: Johnny-T | 2010/02/01 09:42