Dr.パルナサスの鏡
テリー・ギリアム監督久々の新作。モンティパイソンのアニメーションを実写にもって来たような、美麗で奇妙なビジュアルで描かれたダークファンタジー。悪夢のように面白かった!!
馬に引きずられて夜のロンドン市街を進む移動式の劇場。その劇場の唯一の出し物が、それをくぐれば自らの願望を形にした幻想世界に飛び込むことができる「Dr.パルナサスの鏡」。そんな劇場に関わる人々が引き起こす奇妙なストーリー。なにが起こるか分からなくて、なにが起きてもおかしくない。まさに夢のような(そして悪夢のような)ストーリー。
主演のヒース・レジャーが撮影途中で亡くなり、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの三人がその代役を演じたことが話題になっていますが、そのことがこの物語の仕組みと上手く組み合って、まるで最初からそういう造りの映画であったかのように仕上がっています。
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