南会津地方のむかし話『蛇岩』
金曜から土曜にかけてまた会津の奥地に出張ってたのですが、そこのちょっとした観光スポット(?)「蛇岩」で見つけた観光案内に記された民話があまりにも涙を誘う悲劇だったので紹介。
感動、君も泣け。
○蛇岩の由来
このあたり一帯は、昔は伊南川に通じる村はずれの沼地であった。
あるとき、ここの主となった大蛇は人に姿を見られることを嫌い、ひっそりと棲んでいたが、村人の知るところとなり、見物にきた村人の「蛇がいた、蛇がいた」という声を聞くなり、岩に化けてしまったと伝えられている。
また、伊南・白沢の沼の平に棲んでいた大蛇が伊南川を下り、金山の沼沢沼に移り棲む時にも、居心地がよいこの場所にしばらく留まったという。
蛇岩のまわりには魚が豊富におり、昔から子供達の水泳ぎや飛び込みの聖地となっている。
(南郷・伊南のむかし話から)
大蛇マジいい迷惑。ただ引き篭もって何もしてないのにこの始末。
というか、大蛇が住んでいて、暴れるわけでもなくおとなしくしていました。村人たちも特に怖がりも迷惑がりもしませんでした。というアンチクライマックスな展開が逆に新鮮でありました。
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