新・三銃士
なんと見事な大団円!
これまでのどんな作品よりも原作に忠実で、これまでのどんな作品よりも原作を無視したアレンジが素敵な人形劇でした。
たいていのメディアでカットされがちなコンスタンスとボナシューの夫婦設定をそのまま採用しつつも、クライマックスはメインメンバー全員参加による悪女ミレディーの救出という意外なんてレベルじゃない超☆展開。
終盤の泥沼展開で散々ストレスを溜めさせて、それを一気に吹き飛ばす。ああ、胸がすく大活劇でありました。
もちろん物語の幕を引くのは三銃士。
幾多の大冒険を乗り越えて、一人前の男として三銃士の元を巣立つダルタニアン。かれの成長を喜びながらもどこか寂しげなアトス、アラミス、ポルトス。そんな彼らの耳に、どこからともなく聞こえてくる少年の声。三銃士は剣術の練習をする少年に歩み寄って……
未来を感じさせるすばらしいエンディングでした。
……うん、その、なんだ。このままのメンバーで『鉄仮面』編もやってくれないかなーなんて思ったりも。
【台無しだ】
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