今日の読了本『びっくりモンスター大図鑑―ライアーランド王国公認 知識の泉へようこそ!』『ベティ・ザ・キッド(下)』
・久正人『びっくりモンスター大図鑑―ライアーランド王国公認 知識の泉へようこそ!』
頭から尻尾の先まで久正人。
一気に読みきるのがもったいなくて、毎晩寝る前にちょっとずつ読んでました。
生物的必然に基づく幻獣図鑑。理詰めのファンタジー。ページをめくるたびにこう来たか!と唸らされます。お気に入りは次の3つ。
爬虫類が住み得ない淡水低温のネス湖に首長竜と思われるネッシーが生息できる理由。
スフィンクスの解釈――人面ライオンの意味や、エジプトではあがめられギリシャでは恐れられる理由。
首と内臓だけが宙を飛び回るペナンガランがどうして生物として存在しうるのか。
ほかにもあっとおどろくネタが満載です。ケンタウロスがどうして3対の手足を持っていると思う?
・秋田禎信『ベティ・ザ・キッド(下)』
秋田禎信テイスト全開のSFウェスタン。砂漠の大地の乾ききった砂の海を旅する三人の男女。かれらが見出したものとは?
神と救いとあがきの物語。見事な西部劇であり、すばらしいSF小説でした
「なんであれ最後には必ず満足すること」
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