魔法少女まどか☆マギカ 第1話「夢の中で逢った、ような……」
各方面からの猛烈なプッシュを受けて、やっと見ました虚淵玄の最新作『魔法少女まどか☆マギカ』。
かわいらしい女の子を取り巻く穏やかな日常、暖かな家族、心許せる友人たち。それでいて、それとは裏腹にそこかしこから匂い立つダークな空気。崩壊した世界と謎に満ちた転校生。謎の生物、謎の魔法少女、謎の魔女。謎、謎、謎。
深く静かに溜まっていくストレスがたまりません。あと、テリー・ギリアム的な魔女の世界(結界?)のビジュアルがいいね。
……しかし、今のぼくには提示されている数々の謎よりも、先輩魔法少女のおねーさんが使う鉄砲にあからさまにライフリングが切ってあることのほうが興味深い。
つまり、あの銃がマスケット(滑腔銃)ではなくライフル(施条銃)であるということが、意図的なデザインなのか、それとも特にその辺りは気にせず見栄えのいいパーツを描き加えただけなのかが気になる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?ぼくは重傷です。
脚本・虚淵玄ということを考えれば、フリントロック・ライフルというややマイナーなチョイスは十分にありえる話ですが、それならば具体的な銃の種類まで指定しそうにも思えるんだよね。ウロブチテイスト的に。
ちなみに、19世紀の中ごろにミニエー方式(銃身よりも口径が小さく装填しやすい弾丸を発射時の圧力で膨張させる)の弾丸が開発される以前の前装銃のライフルは、ライフリングにかませるための布でくるんだ弾丸を木槌で叩いて銃身に無理矢理押し込めなくちゃいけないから装填に時間がかかるんだ!
(こんな時しか披露する機会の無いトリビア)
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