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2011/01/15

今日の読了本『爆撃聖徳太子』

・町井登志夫『爆撃聖徳太子』

「皇太子。あなたは何を考えてるんですか」
「僕が考えているのはつねに、愛と平和だ」
「やってることが逆じゃないですか」

 ずっと探していた『爆撃聖徳太子』入手&読了。畜生、無茶苦茶おもしれぇ!
 世界の全てを手中に収めんと迫りくる巨大帝国・隋。故郷を守るべく立ち上がった二人の男、聖徳太子と小野妹子がその圧倒的な兵力に立ち向かう!気球で空を飛んで“爆撃”してみたりしながらなっ!
 こんな聖徳太子見たことない!

「憲法第一条」
「『和をもって貴しとなせ』」
「意味は?」
 妹子は立ち上がった。
「まさか、和を乱すやつはぶち殺せ、なんて言わないでしょうね」
 厩戸はにたりと笑う。
「やれぇぇぇぇっ」

 でもね、こんな気が狂ったコンセプトの本なのに、きちんとした考証に基づく、地に足のついた、まともな歴史小説してるんですよ。びっくり。

 聖徳太子はバカだ。
「日出るところの天子、日没するところの天子に書を致す」
 相手を誰だと思っている。
 隋の煬帝。日本中火の海にされても文句は言えないぞ。
 バカでなければ答えは一つ。
 宣戦布告。
(著者のことば)

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コメント

「爆撃聖徳太子」は聖徳太子の「10人の言葉を同時に聞いて」を大まじめに、しかもかなり正しく考察してあるあたりが、どうしようもなく素晴らしい作品であります。
バカなことをやるなら、真面目な顔して真剣に、であります。

投稿: 銅大 | 2011/01/18 21:54

 きちんと資料を洗ってしっかり考察した上で、トンチキな展開にもっていく。でもそのトンチキにはきちんとした道理がある。
 テクニカルなバカっぷりがすごいですよね。

投稿: Johnny-T | 2011/01/19 00:29

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