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2011/03/16

ボイジャー1号、21年ぶりの向き変更で太陽風を測定

http://www.astroarts.co.jp/news/2011/03/10voyager/index-j.shtml

>1977年に打ち上げられ現在も太陽系の果てを航行中の探査機
>「ボイジャー1号」が、太陽風を測定するという新たなミッションに
>挑む。21年ぶりの機体姿勢変更による第1回測定が順調に行われ、
>今後も定期的に実施される見込みだ。

 そして、「はやぶさ」の大先輩「ボイジャー1号」もまだまだやれるところを見せてくれます。

>ボイジャー1号は機体にぶつかる太陽風のプラズマ粒子を
>検知することで、現在位置での太陽風の速度を取得しているが、
>昨年12月にはその速度がゼロ、つまり、太陽から放射状に吹く
>「太陽風」と太陽系外から吹き込む「恒星間風」とがぶつかる
>境界に到達していることが発表された。その測定値は今でも
>安定してゼロのままだという。

>ただし、これは太陽系の外側に向かう速度であって、恒星間風と
>ぶつかった太陽風が脇にそれていく流れが存在するはずだ。
>その向きと速さを把握するために、ジャイロ(回転こま)式の
>姿勢制御装置を使って機体の向きを変更し、測定を実施することと
>なった。2月2日の実施テストの後、3月7日に機体を70度傾けて
>2時間半姿勢を保持し第1回測定を行った。1990年2月に有名な太陽系の
>「家族写真」を撮影して以来、実に21年ぶりのマヌーバ
>(軌道や機体の向きを誘導すること)である。174億kmかなたから
>16時間かけて地球に届いたデータは期待どおり正常なもので、
>さらに長時間の測定を重ねていけることも確認された。
>その後1週間にわたって、3時間50分を最長とした数回の姿勢変更と
>測定が行われている。

>「ボイジャーがいまだにこのような貴重な観測データを得る
>ことができる、とても嬉しいことです。これから何十年も他の
>探査機が到達できない場所なんですから」

>ボイジャーチームでは、今後同様の測定を3ヶ月ごとに実施する
>ことを計画している。太陽風を測定することにより、太陽系の
>境界の形や大きさが明らかになっていくことだろう。

 老兵は、まだ燃え尽きてないぞ!

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