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2011/03/28

Martin Pegler『Powder and Ball Small Arms: Live Firing Classic Military Weapons in Colour Photographs』

 やあみんな、先日発売された「MC☆あくしず Vol.20」から連載が始まった速水螺旋人の古式銃記事「黒色火薬時代」は読んだかなっ!?
……俺は当然まだだよ。こっちには物資がまったく入ってこないからな!畜生、早く読みてぇな!!

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 というわけで、ささくれた心を黒色火薬銃ガイドブック『Powder and Ball Small Arms: Live Firing Classic Military Weapons in Colour Photographs』の詳細で豊富な写真を眺めることで癒しております。
 この本は黒色火薬式前装銃をタイプごとに分類・解説した本で、本文は英語ですが、掲載されている図表写真が豊富なのである程度の知識があれば本文を読まなくてもなにを言っているのかそれなりに理解できます。
 念のために副読本としてマール社の『武器』あたりを用意しておけば何とかなりますた(経験談)

 章立ては以下の通り、

・The Hand Gun:初期の手持ち式火器
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・The Matchlock Musket:火縄銃
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・The Wheel Lock Pistol:歯輪式(ホイールを回転させ火薬に点火する方式)
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・The Flintlock Musket:フリントロック(火打石で点火する方式)式マスケット

・The Flintlock Rifle:上のものに施条(ライフリング)を施して命中精度を高めたもの。狙撃銃。
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・The Flintlock Pistol:フリントロック方式の拳銃

・The Percussion Rifled Musket:銃に装填した雷管をハンマーで打ち発火させる。
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・The Percussion Revolver:同方式の回転式拳銃。西部開拓時代の花形。
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・The Percussion Breech-loading Rifle:元込めライフル。上の銃器は銃口側から火薬や弾丸を装填するが、それとは逆に手元側から装填することの出来るライフル。

・The Cartridge Rifle:近代的な火薬、弾丸、雷管を全てそろえた金属薬莢を使ったライフル
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 各章ではそれぞれの発射システムや装填の手順、弾丸が当たった様子、火薬や弾薬の携行方法、そのほかいろいろを詳細なテキストと多くの図表、カラー写真で紹介してくれます。

110328c:火縄銃とその命中率

110328l:ミニエー銃弾。銃身よりも口径が小さく装填しやすい弾丸を発射時の圧力で膨張させる。

 面倒なことで知られるホイールロックピストルの発射時の連続写真や、ライフリングにかませるための布でくるんだ弾丸を木槌で叩いて銃身に無理矢理押し込めなくちゃいけないフリントロックライフルの装填などの美味しいネタがたくさん詰め込まれています。

110328n:中世の黒色火薬の製造工程

110328e:ホイールロックの発射プロセス

110328f:ライフルマスケットの装填

 さらにうれしいのは、それぞれの解説ページの中では写真モデルもその銃を使っていた時代の服装に着替えて銃を扱ってくれます。雰囲気もバッチリ。
 黒色火薬銃に興味がある人だけではなく、歴史好きの人にもオススメです。


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