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2011/03/18

今日の読了本『サンタクロースの大旅行』

・葛野浩昭『サンタクロースの大旅行』
『子供を罰するサンタやブタぞりに乗ったサンタ!歴史をたずねると意外なサンタクロース像が次々と現れる。私たちにおなじみのサンタクロースの姿は、いつどこでどのようにして出来上がったのか。トルコに始まり、ヨーロッパ、アメリカ、日本、そしてフィンランドへと、サンタクロースがたどった変貌のあとを探る歴史と文化の大旅行』

 サンタクロースを中心に世界を捉えた、世界のクリスマス民俗学。
 ヨーロッパの土着信仰に基づく村の祭りから、家族の祝いへの変遷。新興クリスマスが新しい「季節儀礼」としての定着にいたる過程。
 どのようにして聖ニコラウスからサンタクロースに変わっていき、世界はそれにどう触れ合ったのか。社会安定の道具としてどのように使用されたのか。
 ただのクリスマスガイドブックではなく、社会とクリスマス、人々とサンタクロースの関係から世界のありようの変化を読み取る、内容の濃い人類学書。

 ところで、コカコーラ以前からサンタの服は赤なんだね。確かに由来を考えれば当然なんだけども。トリビアにだまされた。

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