ポール・クパーバーグ『超人ハルク対スパイダーマン』
『人工衛星スターラブが落ちる!――落下の軌道の定まらないスターラブの取材のため航空母艦に乗ったピーター・パーカーは、そこで異様なものを見た。スターラブがレーダーから忽然と姿を消してしまったのだ。そしてその一方では、次期無人ロケットにかんするNASAの資料が何者かに盗まれるという一大事件が起こっていた。この二つの事件には重大なつながりがある!その予測を裏づけるように、超人ハルクが、あやつられるままにスターラブの落下点へ向かっていた。悪党どもの恐るべき計画とは?また、ハルクとスパイダーマンの運命は?』
小説オリジナルの超人ハルク&スパイダーマンのクロスオーバー。
や、正直あまり期待していませんでしたが、これは見事なコミックの空気の再現。予想外の拾い物でした。
元コミックのキャラクターを殺すことなく小説という媒体に滑り込ませています。特に、モノローグや会話でしゃべりまくりのピーター・パーカー。
この作品中のピーターのガールフレンドとしてシンディ・セイヤーズという女性が設定されているのだけれど、これは小説オリジナルの設定なのかな?
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