少年マイロの火星冒険記
命なき不毛の大地、火星。だが、その地下には超科学力を持つ火星人が住んでいた!
高度な文明を持ちシステマティックな社会を持つ彼ら。だが、その厳格な社会ゆえに、彼らは1シーズンごとにやってくる繁殖期の子供の育成のために必要なものを失って久しかった。
……“ママ”を!
「火星冒険」の文字につられて、タイトルと劇場に貼ってあるポスター以外の情報なしで見てきました。
岩崎書房やあかね書房の少年向けSF文庫というか緑色だったころの朝日ソノラマ文庫というか、そんな感じの話だったなーと思いながら公式サイトを見たら、これ制作はロバート・ゼメキスなのか。納得。
パンフレットのゼメキスのコメントによれば9ページ程度の児童向け小説が下敷きになってるのだとか。邦訳されるかな?
娯楽作品としては充分に楽しめる映画でした。親子の愛あり、男女の恋あり、男同士の友情ありの、人と人とのつながりの物語。派手なアクション満載で、泣けて笑えてハラハラできる。
あのヘルメットの――かつて"ママ"を救うことが出来なかったヘルメットが、最後の局面で"ママ"を救う鍵になる――場面などは心から感動しましたよ。やっと届いたんだ!
が、シナリオにいいところと悪いところが極端に差があるというか……ここでこんなシーンを描ける人がどうしてこれを放置するんだ!?的な落差があってちょっと残念。分かりやすさ重視であえて切り捨てたのかなぁ。まあ、考証を考える話じゃないしなぁ。しかしなぁ。
まあ、火星人女性兵士の皆さんのお尻がセクシーなのと床抜きがあるので小さな欠点には目をつぶるけどな。
「フラワーパワーは世界を変えるぜベイビー」
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