荒野のドラゴン
荒野に響く怪鳥音!
時は1882年、冒険心を抱いた一人の中国人青年がサンフランシスコの中華街からテキサスの荒野へと旅立つ。名はシャンハイ・ジョー。
人種差別を受けながらカウボーイとしての仕事を探すなか、いろいろあって悪徳牧場主の奴隷密貿易を邪魔したジョーは殺し屋を差し向けられる。
……という、とりあえず飛んで殴って撃たれて飛んで蹴って打たれてというストーリー。シャンハイ・ジョー役のチェン・リー(本名:早川明心 日本人)はローマで空手道場を開いていた人物だけあって、そのアクションはなかなかのもの。
しかし、西部劇でカンフーという時点でトンチキ映画であるということは覚悟していましたが、この映画のトンチキポイントはそんな温いところじゃなかったよ。
マカロニらしい残酷描写で飛んだり殴ったり蹴ったりする主人公に差し向けられる凄腕殺し屋軍団は人食い趣味だったり皮剥ぎ趣味だったりクラウス・キンスキーだったりするシリアルキラー集団。最後の敵はシャンハイ・ジョーの同門で着物姿にチョンマゲの拳法家。
トンチキなキャラクターの頭のおかしいキジルシムーブを楽しめる人にはオススメの映画です。
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