カウボーイ&エイリアン
荒野の寂れた町にやってくる謎の男。街を牛耳る牧場主。危険な荒野の探索。巨大な敵に一致団結して立ち向かう無法者とアパッチの連合軍。
トンチキなタイトルと裏腹に、割とスタンダードで真面目な西部劇しててビックリ。面白かったけど、そのせいでエイリアンの存在感が薄いというか、ただのクリーチャー扱いなのがちょっと残念。彼らが異星人であることにあんまり意味がないのよね。カウボーイとエイリアンが同じ画面に写る絵的な面白さっていうのはあるんだけど、それだけ。
向かってくるジェームズ・ボンドやハン・ソロが「やつらは俺たちの家族を奪った。だからブッ殺す!」というケン・イシカワ的覚悟完了な殺意に溢れた人たちで、その上科学的素養も興味もないから「よその星からやってきました」とか言っても「( ´_ゝ`) フーン」ですませちゃってそこから先がないんだよね。異文化交流とか全然なし。いや、そこまでやってたら上映時間が何時間あっても足りないけどさ。
発想はいいのに、それがもうちょっと演出に活かされていないのが惜しいなぁ。
パンフレットの解説だと原作コミックはかなり違う展開のようだけど、このあたりはどうだったのかしら?
ところで、イヌ子さんのひどいビッチっぷりが素敵。この主人を選ばぬフサフサワンコめ!モフらせろ!
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コメント
>「やつらは俺たちの家族を奪った。だからブッ殺す!」というケン・イシカワ的覚悟完了な殺意に溢れた人たち
「ようこそ地球へ!」(グルグル目のウィルスミス)
それは素晴らしい。急いで見なければ!
ただ、ケン・イシカワ作品の場合、一応、状況を科学的に説明しようとする人はいるんですよね。……主人公がまったく全然からっきし聞く耳持たないだけで。
投稿: エム | 2011/11/04 00:52
>状況を科学的に説明しようとする人はいるんですよね。……主人公がまったく全然からっきし聞く耳持たないだけで。
大丈夫、こっちの作品にもそういう人はいます。
……主人公がまったく全然からっきし聞く耳持たないだけで
投稿: Johnny-T | 2011/11/04 22:18