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2011/12/31

今年の本

……あまり読みませんでした。特にSFジャンルは。

 ノンフィクションだと野田知佑『北極海へ』、武井弘一『鉄砲を手放さなかった百姓たち 刀狩りから幕末まで』、葛野浩昭『サンタクロースの大旅行』あたりが印象的でした。
 今読んでいる、16世紀末のコンキスタドールが書いた新大陸遠征のハウツー本、マチューカ『未知の戦士とのたたかい』は実例に則ったあまりにも具体的な内容が非常に面白いのですが、ちゃんとした紹介は読み終えてからにします。

 フィクションの方で面白かったのは、スペインゲリラを描いた珍しいナポレオニック小説、セシル・スコット・フォレスターの『青銅の巨砲』。SFコンベンションで起きた殺人事件を巡るドタバタ騒動、シャーリン・マクラム『暗黒太陽の浮気娘』。人命第一がポリシーのスパイが全てのスパイ組織を相手に一滴の血も流さぬ戦いを挑む『白い国籍のスパイ』。
 ジャック・キャンベルの『彷徨える艦隊』は第一部完。第二部はすぐに始めるのかな?それとも本国での刊行がある程度進んでからになるのかな?とにかく第二部の開始を心待ちにしています。
 そういえば、今年の頭に『無頼船長トラップ』シリーズの続刊『無頼船長の密謀船』『無頼船長と中東大戦争』を手に入れたのですが、一巻ほどのパワーがなかったのが残念。期待しすぎたか。
 パワーといえば、表紙と紹介文のインパクトがちょっと話題になった青い鳥文庫の藤本ひとみ『美少女戦士 ジャンヌ・ダルク物語』はタイトルや表紙絵や紹介文と裏腹に骨太の伝記本でした。こんなひどい表紙詐欺初めて!

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今年の映画

 『はやぶさ』『パイレーツ・オブ・カリビアン』『仮面ライダーオーズ(ノブ君の方)』以外は全般的に高め安定の年でした。
 スタンダードな意味で面白かったのが『英国王のスピーチ』『トゥルー・グリット』『アレクサンドリア』、それに『猿の惑星:創世記』。
 正直、いまさら続編の『猿の惑星』はまったく期待してませんでしたが、蓋を開けてみたらシリーズ中のエピソードとしても一つの映画としても楽しめる高レベルの作品でした。マジすまんかった。
 期待してなかったといえば、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』もまったく期待してなかったのですが、戦闘シーンを見せることに特化した海兵隊PVとしての割り切ったつくりは存外に楽しめるものでした。これ見てると地球防衛軍(PS2)を遊びたくなるのよね。
 『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『・キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』といったアメコミ映画もそれぞれに力の入ったよいものでした。『ソー』を映画館で見損ねたのは悔しいなぁ。『アベンジャーズ』はどうなるのかしら?
 『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』は、過去のシリーズの内容を把握して、それぞれの世代にしっかりアピールするように作られたよいヒーロー映画でした。ロボ戦の組み合わせのネタっぷりとかたまらんですよ。
 そしてわれわれはリアルで3年待ったのだ!の『レッドバロン』が日本でも公開。いい空戦映画で、いい青春映画でした。

 劇場以外で見た映画としては、震災直後のすさんだ心を癒してくれた『宇宙からのツタンカーメン』、第二次大戦、イギリスの秘密兵器「反跳爆弾」の開発とそれによる攻撃作戦を描いた空戦映画『暁の出撃』がそれぞれの形でいい映画でした。
 『シャークトパス』は期待はずれだったよ。

<今年見た映画>
・ウルトラマンゼロ THE MOVIE超決戦!ベリアル銀河帝国
・仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE
・僕の村は戦場だった
・天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピック ON 銀幕
・SPACE BATTLESHIP ヤマト
・マチェーテ
・ナルニア国物語第3章 アスラン王と魔法の島
・キック・アス
・マルドゥック・スクランブル 圧縮
・少年マイロの火星冒険記
・はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH
・劇場版マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~
・パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉
・英国王のスピーチ
・トゥルー・グリット
・アレクサンドリア
・X-MEN:ファースト・ジェネレーション
・鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星
・ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦
・トランスフォーマー・ダークサイドムーン
・劇場版 仮面ライダーオーズ/海賊戦隊ゴーカイジャー
・世界侵略:ロサンゼルス決戦
・レッドバロン
・モンスターズ 地球外生命体
・キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー
・猿の惑星:創世記(ジェネシス)
・マルドゥック・スクランブル 燃焼
・カウボーイ&エイリアン
・三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
・タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密

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今年のゲーム

 電源ありのゲームはあまり遊びませんでした。
 時間があるときには去年に引き続いて『世界中の迷宮III』を楽しみましたがそれだけですねぇ。

 今年遊んだTRPGシステム
・まよキン
・トーキョーN◎VAThe Detonation
・モンスターメーカー(富士見書房版)
・ナイトウィザード
・天下繚乱
・ハンターズ・ムーン

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今年のアニメ・コミック

 さっきまで、ニコニコ生放送の「化物語」を見てました。正月のニコニコ生放送「化物語」一挙放送で始まって、大晦日の「化物語」で締める2011年。この展開はまったく予想外だ。

 さて、今年は新創刊の@バンチ誌が素晴らしい雑誌でありました。創刊号から久正人の『エリア51』が連載開始。7月号からは佐藤明機『パラダイスバード』の連載も始まるという俺的パラダイス!!
 久正人といえば、これまた新創刊のアーススター誌で『ノブナガン』の連載も開始。ステキなトンチキ偉人バトルが素晴らしい。

 今年活躍したといえば、速水螺旋人。昨年連載スタートの『靴ずれ戦線 魔女ワーシェンカの戦争』と今年モーニング・ツー誌で連載が始まった『大砲とスタンプ』がこの12月に揃って単行本1巻発売。
 「MC☆あくしず Vol.20」から始まった古式銃記事「黒色火薬時代」も好評連載中。

 『マップス・ネクストシート』がクライマックス。来年前半で終了しそうな空気。どう締めるのかただ楽しみにするのみです。

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今年の科学ニュース

 スペースシャトルの打ち上げがついに終了しました。この先よほどのことがない限りこのタイプの宇宙往還機が作られることはないでしょう。仕方のないこととはいえ残念です。
 また、金星探査機「あかつき」がマシントラブルで軌道投入に失敗(ただし、まだリカバーの可能性アリ?)したりと残念なニュースが続きました。

 しかし、宇宙のほうは少し残念なことになっていましたが、物理科学方面は、反物質の閉じ込めに16分も成功したり、ヒッグス粒子の発見に(たぶん)成功していたりと大発見大躍進の年でした。
 おおむねネタとして話題になったニュートリノが光よりも早かった件についても、ニュートリノが実際に光よりも早いタキオンであったとしても、もしくは単に実験方法の問題であったとしても、必ず何かが得られるわけで、これからの展開が楽しみです。

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今年の出来事

 地震が起きました。そりゃもうでかいのが。
……とはいえ、半年もたってしまうとみんなすっかりのど元をすぎて熱さを忘れた様子ですね。95年の阪神・淡路のときを考えると被災者はこれからがたいへんなのですが。

 震災以外でも多くの人が亡くなりました。
・和田慎ニ
・小松左京
・宮路武
・アン・マキャフリイ
・T・J・バス
 この人たちの新しい作品に触れることができないのは非常に残念です。

 今年は震災のこともあってあまり出歩きませんでしたが、仙台市博物館の「ポンペイ展~世界遺産 古代ローマ文明の奇跡~」は非常によいものでした。
 あと、武装神姫者の温泉オフ会というものに参加してみたり。そもそも、オフ会というのにあまり参加しないので新鮮で楽しい時間でした。

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今日の読了本『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・アカデミア(1) 進め!第三生徒会』

・中村 やにお『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・アカデミア(1) 進め!第三生徒会』
 異能を持つ生徒たちが通う巨大学園。ぶっちゃけて言うとダブルクロス版蓬莱学園。
 そんなハチャメチャ学園内のトラブルシューターとして組織された第三生徒会の個性的な面々の活躍?を描く。ラブコメ要素を最前線に最前面に押し出しながらも要所要所はしっかりダブルクロスしているのが素晴らしい。

 1押しは知性派バカの透子さん。直情バカのれいちゃんとのコンビネーションボケの破壊力がすげぇ!

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年越し映画セットオン!

 今年は『暁の出撃』を見ながら年を越すのだ!

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キリスト生誕の地で司祭100人が大乱闘

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111230/mds11123016380003-n1.htm

>イエス・キリスト生誕の地とされるヨルダン川西岸のパレスチナ自治区
>ベツレヘムにある聖誕教会で28日、ギリシア正教会とアルメニア正教会の
>司祭約100人が乱闘となり、警察が介入する騒ぎとなった。

 宗教戦争……だと!?

>司祭たちは1月7日の正教会のクリスマスを前に、教会内のそれぞれの
>敷地を清掃。相手の敷地に侵入したことで口論となり、ほうきを
>振り回してのけんかに発展したという。大けがをした人はいなかった。

 小学生の陣地争いじゃねぇか!!
 というか、こんなので100人も動員すんなよ!!

 なんでも、聖誕教会の管理はカトリックとギリシャ正教とアルメニア正教が合同でやっていて、この手のトラブルは過去にも起きているのだとか。
 いっそ、年に一回代表者1名によるプリースト・ファイトを開催して、その所属コロニー宗派が一年間の管理権を手にするとかはどうでしょう。レディィーゴォウ!!

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スケール アヴィエーション 2012年1月号:第一次世界大戦複葉機特集

 丸ごと一冊、第一次世界大戦、おおむね複葉、ちょっと単葉機。うは、この匂い立つような木材の匂いたまんねぇ!
 布・木材・金属・皮といった様々な材料で構成された空飛ぶ芸術品の質感を極小スケールで再現するプロの技に感動。
 メジャー機からマイナー機まで幅広くモチーフをとっているので、ただページをめくって写真を眺めているだけでも楽しいけど、それだけじゃ我慢できない!自分でも作ってみたい!

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2011/12/30

今日の読了本『史上最大の恐竜発掘―カナダ・中国共同プロジェクトの成果』

・ウェイン・グレイディ『史上最大の恐竜発掘―カナダ・中国共同プロジェクトの成果』

『恐竜は冷血?温血?恐竜は絶滅した?それとも鳥として生き残っている?1986年から5年間、世界的な権威を集めて行なわれた中国・カナダ共同の発掘調査は、多数の恐竜のタマゴやその中の“胎児”まで発見し、これまでの恐竜学を一挙に書きかえたと言われている。本書は調査に同行した著者が、豊富な写真やイラストを使って、発掘の興奮を生で伝えた、最先端の恐竜本である』

 1980年代後半に行われたカナダ・中国の共同化石発掘プロジェクトの発足から実際の発掘までの過程を描いたドキュメント。
 発掘の過程、研究とその成果について、また(執筆当時の)最新恐竜事情について詳しく解説。
 それだけではなく、プロジェクトの始動、運営のためのスポンサーや両国政府とのネゴシエーションの段階から始まって、スタッフ間の軋轢や発掘現場の外で起きたトラブルについてもしっかりと描かれています。……天安門が始まったときにはどうなることか、巻きこまれはしないか、とハラハラでしたよ。
 ところでこの本、翻訳はあのヒサクニヒコです。だというのに、表紙にも本文にもイラストなしなのでもったいないなぁ……と思っていたら巻末に本文で触れられた恐竜についての解説ページ(無論イラストつき)がありました。たいへんうれしい。

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YOUNGKING OURS (ヤングキングアワーズ) 2012年 02月号

 今月号にはかつてアワーズ・プラス誌で連載されていた(そしてずっと休止状態の)『ヘルシング外伝』小冊子が付録としてついて来ます。1944年9月のドイツを舞台に、ヤングウォルターとロリアーカードが、デブ眼鏡やガリ眼鏡や狼男と戦う話。収録されているのは過去発表の6話のみ、書き下ろしの7話とかはないぞ。……ないんだ。

 で、今月のドリフターズ(よかった!掲載されてる)は未来兵器に触れたノブノブが大喜びの巻。
 いやもう、なにをやらかすか分からない連中がじっくりと世界のルールを破壊していくさまがじつに素晴らしい。危険なピースがどんどん揃っていくぞ!
 この空気、どこかで感じた覚えがあるなぁとおもったら、あれだ、昔々のその昔、TRPG(D&DでもT&Tでもソードワールドでもなんでもいい)で、プレイヤー知識持ち込んで、口プロレスで状況を有利にしようとしたあのころの空気だ。
 キャラクターが知りえない現代知識に基づく戦術(「マスター、ここでドワーフが小麦粉を撒き散らしながら言います『ワシは炭鉱暮らしが長かったから知っとるんじゃがな……』」「また粉塵爆発かよ!……でもこの倉庫ボロボロだから密閉空間にはならないよ」「何ィ!?」)をいかにして認めさせるか、いかに無理なく設定を仕込むか。プレイヤーとゲームマスターの真剣勝負だ!

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@バンチ2月号

公式サイト

●『パラダイスバード 佐藤明機
裏側商店街のお祭りのために百合科ちゃんが集めているもの…。
みっちゃんは巫女さんになって。

 奇妙な祭りが始まるよ♪っと。
 お待ちかね、ついにぼくらのおつむり様、百合科・玉竜・ドミポルタ・ザ・スネイルドラゴン嬢が登場。話の中も外も二重の意味でお祭りだ!!
 祭囃子に賑わう明機空間に、和服姿の女の子たちに、お祭りを満喫する神様。実にかわいい。実にうれしい。
……美野さんは屋台のお姉さん似合うな。


●『エリア51 久正人
たずねてきた裸体の老人。
感動のエピソード、必読です!

「無茶が何だ!!戦えよ!!」
「やりやしょう!!(中略)子供の夢裏切っちゃあいけねェよ!!」
「悪くないのねん」

 ホットな男たちの熱い戦い!拳銃もヤクザも○○○も、どいつも素敵な漢だぜ!惚れちまいそうだ!
……いきなりしわくちゃ爺さんが裸で登場した時はギャグ回かと思いましたがな。最初の話題がセガールでおっぱいだし。
 というか、今回のトップページは右に水着のバアさん、左に全裸のジイさんという壮絶な誰得見開きで破壊的すぎる。

111229

 今月はリリーとサバタもこっそり登場しているぞ!ステキなクリスマスプレゼントをありがとう!!

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2011/12/29

映画『ターザン』のチンパンジーが大往生、80歳

http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2847831/8236521

>1930年代の米映画『ターザン』シリーズに出演したチンパンジーの
>「チータ」が24日、80歳で死亡した

 すごいな、そんなに生きたんだ。
 相棒、ターザン役のジョニー・ワイズミュラーの享年は79歳だったわけで、チータがターザンを超えた!?

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2011/12/27

「植木 等」を蘇らせた「ウエキロイド」、その可能性

http://wired.jp/2011/12/22/%e3%80%8c%e6%a4%8d%e6%9c%a8-%e7%ad%89%e3%80%8d%e3%82%92%e8%98%87%e3%82%89%e3%81%9b%e3%81%9f%e3%80%8c%e3%82%a6%e3%82%a8%e3%82%ad%e3%83%ad%e3%82%a4%e3%83%89%e3%80%8d/?utm_source=yahoo&utm_medium=20111222

>ヤマハは数年前から、『VOCALOID』という名称で音声合成の開発を
>行っている(『Mac』のテキスト読み上げ機能と、『Auto-Tune』
>[音程補正ソフト]がひとつになったようなものだ)。ただし、通常
>VOCALOIDで「歌声ライブラリ」を構築するためには、歌い手が
>できる限りたくさんの音節を、ひとつずつ歌う必要があった。

>しかし、VOCALOIDの開発チームは、そんな骨の折れるプロセスに
>参加できない人物の声をもとに、ライブラリを構築することに成功した。
>その人物とは、日本の歌手で2007年に死去した植木等だ。

 そんなことやってたのか。なるほど、その発想はまったくなかった。
 せっかくだから、次は「クリストファーロイド」か「ハロルドロイド」つくろーぜ。

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長谷川裕一『機動戦士クロスボーンガンダム・ゴースト』第2話(ガンダムエース)

Q:どうしてクロスボーンガンダムがまだ存在してるんですか?
A:宇宙で拾った

 その回答は予測していなかった!なるほどそれならたしかに純正品であろうな!
 あと、20年前の機体を今使っている理由も納得。

 博物館のザクの肩に「REVENGE OF IDE」と描いてあってちょっと吹き出しました。元キマイラ部隊の所属かよ、エース機じゃないか。

 クロボンが二丁拳銃だったり、敵のMSがテンガロンハットだったりと、今回は西部劇モチーフでせめるのかな?新型は木星組らしい奇天烈さとスタンダードな格好良さを両立しているなぁ。今回は、飛行形態と戦闘形態で上下が逆転しないのが素晴らしいね。木星の開発陣も学んでいるのか。
 というか、敵の特殊部隊の名前がサーカス部隊でガルビオンを連想してしまいましたよ。名前だけ聞くとあんまり強くなさそうだよね。

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2011/12/25

今日の読了本『野を馳せる風のごとく』

・花田 一三六『野を馳せる風のごとく』
『帝国暦十年――。自国が滅亡し、帝都カルディアに落ち着いていた元大公国の世子・ダリウスは、ひとりの少女と出会う。「強い人を探している」という彼女、ガルア国の皇女フィアナもまた、侵略により亡国の身分だった。侵略者に一矢報いてやりたい――その一途な志に打たれたダリウスは、腹心のキルスやラザークらとともに起ちあがる。空前絶後、わずか五人による一国の奪還は成るのか。超戦士ダリウスの獅子奮迅の活躍を描く傑作長編!! 』

 戦塵外史シリーズ完結記念でシリーズを読み返そうかと思ったら、角川スニーカー文庫版の最初の一巻しか見つからなかったでゴザルの巻。さて、他の巻はどこに埋もれてるんだろうなぁ。

 わずか五人で一国を奪還せよ!
 破天荒な亡国の王子が仲間とともに無茶な喧嘩に挑む。爽快なファンタジー戦記。

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宇宙戦略室を新設へ=来春の発足目指す―政府

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111222-00000073-jij-pol

>宇宙空間の開発・利用を戦略的に推進する「宇宙戦略室」(仮称)を
>内閣府に新設する方針を明らかにした。

>「宇宙政策の司令塔機能と、(日本版の全地球測位システムとなる)
>準天頂衛星システムの開発、整備、運用の施策実施機能を担当する
>ことが予定されている」

>宇宙政策を総括的に担う「宇宙審議官」(仮称)を新たに設ける考えだ。 

 そのころ「はやぶさ2」の打ち上げは超ピンチだった
 やれることがないのに“宇宙政策”も何もなかろうよ。

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書き下ろし『トゥインクルスターのんのんじー』新作(楽園web増刊)

http://www.hakusensha.co.jp/rakuen/vol7/trial/22_takemoto

 おお、去年のに続いて今年ものんのんじーだ!このましい。このましい。
 宇宙考古学者の新たな冒険!!

……なるほど、それであんな名前なのか。いやな血縁だな。

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2011/12/24

藤浪智之『星降る街のマギカ Replay:駅前魔法学園!!』

『駅前にある魔法学園に通い「魔法使い」となった小鳥遊千里は、空を飛びたいと願う男の子と出会う。空飛ぶ魔法が苦手な千里が男の子の願いをかなえるには、自分と相性のいいホウキが必要で……!?そんな時、町内の動物たちからしっぽが消える事件が起こる!!ご町内防衛魔法使いTRPG『駅前魔法学園!!』の初リプレイは、はしもとしん、佐々木亮、みかきみかこ、速水螺旋人のプレイヤー陣が織り成すハートウォーミングストーリー!!』

 TRPG『駅前魔法学園!!』のリプレイ。
 ルールブックを買ったものの、独特のゲームスタイルをどう遊ぶのがいいのかと戸惑っていましたが、グラフィカルで分かりやすい進行解説のおかげで、どこを目指せばよいのか、プレイの方針がつかめた気がします。なるほど、このようにゲームを進めればよいのか。
 もちろん、プレイのガイドブックとしただけではなく、一冊の読み物としても充分に楽しめるものです。空を飛ぶことを望む子どもたちの話とクリスマスにみんなの夢がかなう話の2編。どちらも『ダブルクロスリプレイ・楽園のイヴ』の藤浪智之らしい、心温まる物語。

「君は魔法を信じるかい」

 

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淀川長治先生が語る 「絶対安全」 な原子力発電所

http://blog.livedoor.jp/gunbird/archives/6493644.html
ネタ元:掃き溜めさん

 畜生、ネタのチョイスが極悪すぎる。

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2011/12/23

今日の読了本『星降る街のマギカ Replay:駅前魔法学園!!』

・藤浪智之『星降る街のマギカ Replay:駅前魔法学園!!』

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ざら『わがままDIY』1巻

『新米OL面藤志乃、この春から一人暮らし開始!……のはずが、パソコン自作に大ハマリ中の「ざしきわらし」もついてきた!だってアキバが近いから!!
 なにかにつけて妙なパソコンを作ろうとするわらし様が引き起こす一話完結のドタバタストーリー。
 美人のデキる後輩、オタク系大学生、ひきこもりお嬢様、妖怪友達も加わって、志乃の毎日はますます混乱!!!』

 というわけで、PC雑誌『DOS/V POWER REPORT』で大好評(月2ページ)連載中、からくり大好きな座敷童子のわらし様と彼女にふりまわされる周りの人たちを描いた自作PC漫画『わがままDIY』が単行本化ですよ。
 いやもう2ページ連載が始まったばかりのころは、これが単行本化できるとは思いませんでしたよ。

 全部で120ページに満たないページ数なので、一見すると薄々に思えますが、中身の情報量がとんでもなく多いので、情報密度を考えればむしろこのくらいで丁度いいレベルです。虫眼鏡を用意しておくといいぞ!

 一応PC漫画なのでPC関連の濃いネタもありますが、分かりやすい解説コーナーがあちこちに挿入されているので初心者でも安心。テーマを幅広くとって色々やっているので、PC関連やそれ以外の様々な(本当に様々な)知識が身につきますよ。

 巻頭カラーの書き下ろしは志乃とわらし様が実家にいたころのお話。
……わらし様も役に立っていたとみるか、幸運のぶり返しですらこのレベルと見るべきか。

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速水螺旋人『大砲とスタンプ』1巻

『大公国軍所属の新米軍人、マルチナ・M・マヤコフスカヤ少尉。彼女の特技はデスクワーク。前線では戦わず、物資の輸送や補給時の後方支援が任務の兵站軍に所属している。「紙の兵隊」と笑われるけど、立派に書類で戦争してるんです!』

 というわけで、今月2冊目の速水螺旋人単行本。螺旋人テイスト満載の"Military法螺話"。書類第一な熱血官僚主義娘マルチナ(デスクワーク大好き)の戦争を描きます。
 舞台はわれわれの歴史とはちょっと違ったルートをたどったパラレル地球(多分ね)。『大公国』と『帝国』と『共和国』が黒海の近くで争う世界。テクノロジーレベルが高いから時代は現代なのかも。
 そんな世界の戦場で輸送や補給を司る兵站軍の一員として奮闘する新米将校マルチナがアゲゾコ要塞補給廠管理部第二中隊の個性的な面々と繰り広げる、いい加減なようでシビアで、でもやっぱり結果オーライな『戦争』。

「私たちは書類で戦争してるんです!」

 役人根性娘に文盲娘と萌えポイントもいっぱいですが、速水螺旋人といったらやっぱりヘンテコメカもなくっちゃ!もちろん速水メカもがんがん登場します。
 一話に一つ必ず出てくるオリジナル速水メカ(戦艦や要塞や特殊砲台にヘリコプターなどなど)。そして、一話に一ページ必ず挿入されるそれらのマシンの解説ページ。無論、螺旋人レイアウト。それらのページを眺めながらあの世界の、あんなステキマシーンが行き交う風景を想像しているだけでもワクワクしてきますよ。

ひとことで兵士といってもその姿は一様ではないものだ
鋼鉄の騎士戦車兵たち
巨弾の雨を降らせる砲兵たち
地上を支配する歩兵たち
他にも工兵、騎兵、衛生兵、憲兵、そして……

 そして、一巻から続けて読める同時発売のモーニング・ツーNo.53号(表紙はサンタ服の兵站軍ズ)では新キャラ登場。キリュシキン大尉の弟コースチャくんはやっぱりちょっと個性的。
……ひどい病もあったものだね。

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久しぶりに福島駅に行ったら……

 そこいら中が謎の青い光に包まれていたでゴザル!これがチェレンコフ光というものか!!(不謹慎ジョーク)

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2011/12/22

完全変形ダイ・ソード予約開始

http://studio-halfeye.com/works/dai-sword/dai-sword.html

……悩ましい。
 “あの”ダイソードの「実物を変形させることを考えていない」変形機構を完全再現、完全変形可能。頭部操縦席の再現に加えて、眼球の移動ギミックもあり。
 このクオリティはたしかに素晴らしいが、お値段も素晴らしいからなぁ。自分で組み立てるキット版でも約5万円。
 ううん、悩ましい。

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『指輪物語』トレイラー

 ああ、素晴らしい。
 13人のドワーフが実にそれっぽい。特にトーリン・オーケンシールド御大のえらっそうなツラなんかぼくのイメージにぴったりだ。
 早く劇場で見たいなぁ。

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2011/12/21

ミドリムシ:新たな食品として注目 温暖化防止にも貢献

http://mainichi.jp/select/today/news/20111214k0000e040149000c.html

>プランクトンの一種、ミドリムシが新たな食品として注目を集めている。

> 「ミドリムシは人間に必要な栄養をすべて持っている」。沖縄県の石垣島に、
>ミドリムシを大量培養するプラントを持つ「ユーグレナ」社の出雲充社長(31)は
>話す。05年の創業以来、6200兆匹が生まれたという。洗浄、濃縮し、粉末に
>すると食品の材料になる。

>栄養素はビタミンなど59種類。人が体内で作り出せない必須アミノ酸も9種類
>すべてを含む。粉末1グラム(ミドリムシ約10億匹)中の鉄分はホウレンソウ50
>グラム分、葉酸はサンマ50グラム分。DHA(ドコサヘキサエン酸)も生成する。
>青魚のDHAも食物連鎖の元をたどればミドリムシが製造元の一つという。

 『のび太の海底鬼岩城』のプランクトンでできたステーキ!

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2011/12/20

今日の読了本『フルメタル・パニック!アナザー2』

・大黒尚人『フルメタル・パニック!アナザー2』
 新型主役機がすげぇアタマ悪いコンセプト(ほめ言葉)だったり、サベージたんの後継機がすごいことになっていたり、M9さんの普及機がたいへん残念なことになっていたりとASの魅力満載。

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AGEタイタス改造バイファム他

http://blog.livedoor.jp/strike_w/archives/1624506.html

 いいな、これ!
 バイファム以外にも、AGE-1ノーマル改造によるデッカード(ジェイデッカー)にジェノアス改造のブロウスペリア(モスピーダ)やイングラム(パトレイバー)などなど、素晴らしい見立て力だ!

>OZよりもダグラムの素体に向いてるかも

 なるほど。タイタスベースにジェノアス頭でブロックヘッドとかかなり似合いそう。

 そういえば、HGガンキャノン改造の鉄人28号を作りかけで放置してたっけ。そろそろ完成させてやらなくちゃな。

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2011/12/19

陸凡鳥『武装神姫 LOST DAYS』

『西暦2039年――。一人の男が事故死した。事件の担当刑事・神宮司八郎の前に現れたのは、“神姫”と呼ばれる全高15cmの少女型ロボット。死んだ男のパートナーだったと主張する彼女、メイリーとともに、事件の裏に隠された真相を求めて捜査を開始したものの、神宮寺はメイリーのわがままに振り回されっぱなし。衝突を重ねながらも危険と罠を乗り越え、次第に信頼関係を築いていく二人だったが……。ゲーム、アニメ、コミックと世界を拡張し続ける人気アクションフィギュアシリーズ「武装神姫」を完全オリジナルストーリーで小説化!』

 というわけでコナミのフィギュアシリーズ『武装神姫』のノベライズ第二弾。前作『always together』は少年少女と神姫たちの交流を描いたハートフルな物語でしたが、今回はビターでハードボイルドな刑事ドラマ。
 主人公はうらぶれた中年親父。昔気質のローテク刑事と先端科学のハイテク少女ロボットのコンビが追いかける事件の真相とは?
 謎解きあり、アクションあり、メロウな人間ドラマあり。しっかりした文章力で描かれた優良なバディ・ドラマでした。警察組が登場しているというPSP版ゲームを遊んでみたくなりましたよ。
……本編とは関係ないけれど、神宮寺の相棒の女刑事・穂波の服装がアニー(宇宙刑事シャイダー)なのは作者の指定なのか挿絵描きのお遊びなのか、ちょっと気になる。

 あとがきの静かに熱いテキストもよかったですよ。
――その感情は見栄ではなく、愛情に由来するものだ。

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ブライアン・ラムレイ『タイタス・クロウサーガ 幻夢の時計』

『アンリ・ド・マリニーは、人知を超えた力を手に入れた盟友タイタス・クロウの誘いを受け、時空往還機を駆り神々の国エリシアを目指す。だが、旅の途上で旧神クタニドより、クロウがクトゥルーの配下に囚われ、かつてない危機に瀕していることを知らされる。ド・マリニーは友を救い出すため、邪心が陰謀をめぐらす<夢の国>へ向かうが……<タイタス・クロウ・サーガ>第三弾』

 正統派ホラーの1巻、怪獣映画の2巻、スペースオペラの3巻と、一巻ごとにノリがまったく違うタイタス・クロウのシリーズ。4冊目にして、<サーガ>第三弾になる今回はウィアードテールズ風パルプ系ヒロイックファンタジー。
 <夢の国>に巣食うCCDの恐るべき手先どもを撃退するべく、ドリームランドを縦横無尽に駆け巡る二人の戦士の痛快なる戦いを見よ!!……的なノリ。
 ラブクラフト御大の、抗うことのできない宇宙的恐怖のノリが好きな人は嫌がるかもしれないけど、これはこれでぼくは結構好きだな。

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2011/12/18

今日の読了本『幻夢の時計』『武装神姫 LOST DAYS』『タイタス・クロウサーガ 幻夢の時計』

・ブライアン・ラムレイ『タイタス・クロウサーガ 幻夢の時計』
・陸凡鳥『武装神姫 LOST DAYS』

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マップス ネクストシート 第58話 そして宇宙(そら)より永遠(とわ)に

http://bookstore.yahoo.co.jp/FlexComix+%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89-flexcomix/free_magazine-134004/?category_id=2

『時間を稼ぐため、自ら盾となったゲンとリプミラ。果たしてふたりの生死は!? そしてナユタは銀河を救えるのか!?』

「いいか――よく聞けナユタ
 これはお前たちの冒険だ」

 ズザンガディクスとの激闘もついに決着?それともこれから第2ラウンドか?
 とりあえず、勇者さんたちの「外伝」はひとまず終了。彼ら本来の旅へと帰還です。→『大外伝』へGO!
 ネクストシート開始前にさんざん心配されていた先輩主人公二人の扱いですが、重要な仕事をこなしながらもでしゃばらず、印象的でありながらも主人公の座をのっとらない、理想的なゲスト先代でした。

 伝承族が時間をコントロール“しない”理由もまた良し。ネクストシートでブゥアー&伝承族が掘り下げられて再評価されるようになったのはうれしい誤算だったなぁ。ずっと好きだったんですよね、個性豊かな伝承族とご主人様に忠実で誠実なブゥアー。
 ついうっかり耐用年数が長すぎたのが悲劇の始まりだよなぁ、ブゥアー

 そしてブゥアーの後継者は"記録"が存在する意義を導き出し、黄金の船は宇宙(そら)になる。

……ああ、このワクワクする物語ももうすぐ終わってしまうんだなぁ。


 関係ないけど、リプペタ超☆でけぇ。

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2011/12/17

共通番号、15年1月に利用開始 政府、法案概要を決定

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121601002153.html

 住基ネットとはなんだったのか。

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2011/12/16

T・J・バス死去

http://www.locusmag.com/News/2011/12/t-j-bass-1932-2011/

 『神鯨』のT・J・バスが13日に亡くなられていたそうです。享年79歳でした。
 あなたの残した「オルガの公式」――gy=c(惑星の重力gに惑星年yをかけた数値が光速度cと等しければその惑星の基本的な特徴は知的生物にとって好適である)――はぼくらの心にずっと残り続けます。

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ロボットは東大に入れるか

http://news.infoseek.co.jp/article/niconiconews_162969
ネタ元:武装神姫スレ

>人型ロボットが他の学生と同じように大学を受験し、合格することは
>できるのか――。答えはすでに出ている。「不可能」だ。なぜなら
「試験会場では電子機器の電源を切らなければならない」
>(国立情報学研究所・新井紀子教授)からだ。

 なんという合理的回答!その発想はなかった!!

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2011/12/15

F35、次期主力戦闘機に…最新ステルス機

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111213-OYT1T00088.htm?from=tw

>防衛省は12日、航空自衛隊のF4戦闘機の後継となる次期
>主力戦闘機(FX)について、米英豪など9か国が共同開発中の
>最新鋭戦闘機「F35」(開発主体=米ロッキード・マーチン社)を
>選定する方針を固めた。

 えー!?F-4EJの退役前に配備しなくちゃいけないFXに、いつ使えるようになるか分からない機種を選ぶとか論外でしょ。
 ここはやはりラファール……は無理にしても一時押さえにF-18あたりを選定しておいて、F-35が物になってから改めて選びなおすのが無難だったんじゃないかなぁ。

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はやりの「スヌード」なのに、何と20代~40代の男性の85%は「知らない」

http://www.j-cast.com/mono/2011/12/14116316.html

 毎朝目覚まし時計のその機能にはお世話になってます。(ヒント:スヌーズ)
 まあ、今初めてその存在を知ったわけですがね。
 タイトルを見たときは字面的にアフガニスタンのほうの何かかと思いました。響きがパンジシールの獅子っぽいし。

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2011/12/13

今日の読了本『戦塵外史 六 双帝興亡記』

・花田一三六『戦塵外史 六 双帝興亡記』
『今日も道化の声が都の大路に響く。
「この世は、ただ一夜の夢」、と。
 兄の名はヴァルキール。
 ガゼルーン帝国皇帝である。
 妹の名はアイーシア。
 自身の兄に、北の最果てに放逐された前皇帝である。
 時にヴァルキール二十歳、アイーシア十八歳のことであった。
 このままヴァルキールが天下を握ると思われたが、狩る者は常に狩られる者でもある。日々流転し紡がれていく運命の糸は、やがて二人のみならず、大陸全体を飲み込む巨大な潮流を形づくっていくのであった……。
 響くのは楽しげな道化の囁き。
「よい夢を」
 戦塵外史シリーズ、堂々の最終巻! 』

 シリーズ完結。
 17年目に『ザ・スニーカー』誌で作者がデビューしてきたときから追いかけてきたファンとしては感無量です。「八の弓、死鳥の矢」の、あの小さな女の子がこんなに立派になったんだぜ。
 千年の昔の英雄たちに乾杯!

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速水螺旋人『靴ずれ戦線 魔女ワーシェンカの戦争』

『ときは第二次世界大戦、ソ連とドイツの戦いのなか、ロシアの魔女ワーシェンカとお目付けナージャのコンビがあっちをうろうろ、こっちをうろうろと転戦する。お化けと戦争が交錯するローリングストーンな変てこ戦記!』

 第2次世界大戦の東部戦線を今日は東へ明日は西へと走り回る2人の女の子。魔女ワーシェンカとNKVD(内務人民委員会)のナージャ。彼女たちが戦場で出会ういろいろなもの――戦闘あり、珍兵器あり、妖怪と聖者と死神とサンタクロース(ロシア版)あり、ロマンスあり、お風呂サービスあり――いろいろごった煮のロシア妖怪紀行。ファンタジーとミリタリーの絶妙な融合が素晴らしいんだ。

 さらに、『靴ずれ戦線』開始前に連載されていた1ページイラストコラム『螺子の囁き』も収録されてるぞ。わずか1ページに詰め込まれた情報量の大波!螺旋人レイアウトのファンにはたまりませんよ!!

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久正人『ノブナガン』(アーススター誌1月号)

 ※ただイケ

 侵略体の撃破には成功したものの、その卵はまかれてしまった。どうするドグー!?
 というわけでフリーフォール戦闘継続中。切り裂きジャックさん大活躍の巻。ゴメンねジャックさん、ずっと君の事テリーマン枠のクチだけ番長だと思ってた。やるじゃないかイケメン。

 そしてラブにコメっている裏側では侵略体の生態について新たなヒント?次の侵略体の打つ手はいかに!?

 単行本1巻は2月発売予定。たのしみだー。

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伊藤勢『荒野に獣慟哭す』web連載

http://tokuma-hontomo.jp/baku/

 ギャー!?連載再会してるー!!

 かつてマガジンZ誌で連載され、同誌の休刊とともに連載も終了した夢枕獏原作の伝奇コミックが、いつの間にやら電脳世界で堂々再開(してた)!
 復帰第一話は読み損ねてしまったなぁ。早期の単行本化を期待したい。

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2011/12/12

Google ゴーグルが神アップデート、カメラを起動して対象物をかざすだけで検索できるように

http://www.gizmodo.jp/2011/12/google_50.html

>撮影画面に調べたい対象をかざすだけで、その画像がGoogleの
>サーバに転送、検索結果が表れるように、つまりシャッターを
>わざわざ押さなくても検索できるようになりました

 なんだか攻殻機動隊の外部記憶装置みたい。というか、まさにこういう技術の発展系なんだろうね。

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HYBRID INSECTOR終了について

http://www.h7.dion.ne.jp/~n_circus/

……というわけで、仮面ライダー・アフター二次創作『HYBRID INSECTOR』が完全に終了ということになりました。
 残念だ。本当に残念だ。

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2011/12/11

夢は有人宇宙飛行、裏庭で宇宙船の一歩手前を建設中 ウガンダ

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2844845/8178447

 うは、リアル『庭から昇ったロケット雲』!これは応援しないわけにはいかないさ!!
 そして、大統領秘書官(科学技術担当)の言葉がまた熱いんだ。

>物価高騰で生きるのもやっとという国民が多い中、ウガンダのわずかな
>財源を地上の切迫したニーズの方に使うべきだとの意見があるかもしれない。

>だが、大統領秘書官(科学技術担当)は首を振る。
>「われわれが中国や他国と競り合えるほどのポジションにいるとは
>思わないが、(宇宙開発への)貢献はできると思っている。科学研究に
>興味を持つ人間は、いつだって、経済や周りの混乱を度外視して
>やるべき事をやる。わが国が宇宙開発に多くを費やせないからといって、
>大きな夢をあきらめるべきではない」

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ステルス流出の危機…青ざめる米 イラン軍が押収「無人機」を公開

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111211/amr11121114250003-n1.htm

>イラン軍が4日にイラン東部で押収したとする米軍の無人偵察機
>RQ170の映像を公開した。

>誤作動を起こす電波を送るなどして強制着陸させたとしている。

 一昔前のSFアニメかジュブナイル小説みたいだ。リアルがフィクションに追いついたということですね。
 ここから始まる東西無人機戦争な未来なんてのはイヤだなぁ。

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2011/12/09

世界の物理学者が探し続けた「神の粒子」発見か

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00001281-yom-sci

>物質を構成する素粒子に質量を与えたとされる未知の粒子
>「ヒッグス粒子」を見つけた可能性

>「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子は、現代物理学の基礎である
>標準理論を説明する粒子の一つで、世界の物理学者が40年以上
>探索を続けてきた。存在が確認されれば世紀の大発見となる。

>発表するのは、日本の研究者も数多く参加するCERNの
>「ATLAS」実験チームと、欧米中心の「CMS」実験チーム。
>いずれもCERNの「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」という
>実験装置を使って、陽子と陽子を高速で衝突させ、そこから出てくる
>粒子をそれぞれ分析した。

>その結果、今年10月末までの両方の実験データの中に、
>ヒッグス粒子の存在を示すとみられるデータがあることが分かった。
>8月までのデータでは、存在する確率が95%以下しかなく、
>データのばらつきかどうか判断がつかなかった。

 95%以上の確立でヒッグスたんが存在ですとな!?

 それはさておき、これが本当なら(そして、ここまでの発表をするからには十分な確証があるということでしょう)とんでもない重大事件ですよ。安定して抽出・観察できるようになればほとんどの領域で飛躍的な進歩を遂げることができる。
 御年92歳のピーター・ヒッグス博士が生きているうちに存在確定して欲しいものですね。

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アフリカの路上で生き延びるには(ケニアの自動車免許取得・ズク教官の教え)

http://togetter.com/li/224953
ネタ元:イヤ展スレ

・他の車のウィンカーを見るな。壊れてる
・見るべきはドライバーの挙動、そして車の前輪だ。曲がるときには必ずそこに動きがある。
・車間距離をあけろ。前の車のタイヤがとれたらおまえは避けきれるのか。車輪とは頻繁に外れるものだ。
・他人のブレーキランプを見るな。壊れている。
・信号は守れ。だが守りすぎるな。壊れてる。
・他の車には一切期待するな。「この路上でまともなのは、自分ひとり」それが鉄則だ

 すでに交通ルールがどうとか言うレベルじゃねぇ!!

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2011/12/08

【ロシア】手作り戦車おじさん

ネタ元:武装神姫スレ

 なんだこの野生のマッコイ爺さん(地上兵器編)!いったい何両作ってるんだよ!?

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2011/12/06

旅客機を救った奇跡のトラック......!? な日産のCM

http://www.jgnn.net/ls/2011/12/-cm.html
ネタ元:泡沫の日々さん

 ああっ!?あれは高速エレベーターカー!!
 2号は、2号はどこですかっ!?

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地球に似た惑星確認=生命存在の可能性―NASA

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111206-00000047-jij-int

>米航空宇宙局(NASA)は5日、生命が存在する可能性がある地球に似た
>太陽系外惑星をケプラー宇宙望遠鏡で初めて確認したと発表した。

>この惑星は地球から600光年のケプラー22b。地球の2.4倍の大きさで、
>表面温度はセ氏22度と生命の存在に適し、液体の水が存在する可能性が
>あるとしている。

 おお、これはなかなかの好条件。

>生命の存在には、太陽に相当する恒星と惑星との距離が、液体の水を
>維持できるよう適度に離れている「ハビタブルゾーン」にあることが必要と
>される。NASAによると、ケプラー22bは理想的な位置にあるという。

 というかむしろ理想的環境!!
 600光年と遠距離なのが残念ですが、いい感じに期待がもてる移民先ですね。さあ、コールドスリープか世代宇宙船の用意を!!

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2011/12/05

今日の読了本『空の境界 未来福音』

・奈須きのこ『空の境界 未来福音』

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大英図書館が300年ぶんの新聞データを公開、検索・購入可能

http://japanese.engadget.com/2011/12/01/british-newspaper-archive/
ネタ元:桶や本望さんの日記

>大英図書館が新サービス、British Newspaper Archive を公開しました。
>読んで字のごとく、新聞データの巨大デジタルアーカイブです。どれくらい
>巨大かというと、ページ数で言えば300万ページというボリューム。
>OCR されているため、検索もできます。1800年以降に発行された多くの
>新聞をデータ化したことで、ただ研究者がマイクロフィルムを探さずに
>古いニュースを読めるというだけでなく、出生欄や死亡欄から先祖を
>発見したり、広告などから当時の文化を知るといった使いかたも
>考えられるところ。

 おおー、これはいいなぁ。『クトゥルフの呼び声』TRPGの小道具なんかに使ってみたい。

>検索は無料。閲覧には有料の会員登録が必要で、たとえば一年間
>見放題プランだと 79.95 ポンド(1万円弱)という価格設定

……とはいえ、いちいち手続きしなくちゃいけないのはちょっと面倒だなぁ。

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2011/12/04

今日の読了本『魔道書大戦RPG マギカロギア』

・河嶋陶一朗『魔道書大戦RPG マギカロギア』

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長谷川裕一『機動戦士クロスボーンガンダム・ゴースト』(ガンダムエース新年号より連載開始)

 宇宙世紀153年――髑髏を掲げたガンダムが帰ってきた!!

 連邦とザンスカール帝国の争いが激化していく中、戦火とはまったく無縁のサイド3に住む少年フォント・ボー。MSマニア(※)の彼は、ザンスカール帝国の新兵器の情報を偶然手にしたことで銀色の海賊騎と関わることになる。
※:“あの”機械獣サンドージュを「見れば分かる」と言ってしまえるレベル。ズブロフ社長も大喜びだ。

 さて、『鋼鉄の七人』から17年後の地球圏に復活した銀色のクロスボーンガンダム。その素性はいったい?
 ザンスカール帝国の新兵器エンジェルハイロゥに足りないものとは?
 そして謎の"エンジェル・コール"は彼らにどう関わってくるのか?
 謎だらけの新シリーズ開幕です。
 今回のメインテーマはあの奇天烈兵器エンジェルハイロゥ。長谷川考証であの円盤の戦略的意義をどう料理するのか楽しみです。

 実際の所、UC130年代製クロスボーンガンダムの性能でザンスカールの最新鋭ガイキチMSにどこまで通用するのかちょっと気になったので、スペックをざっと調べてみましたが、153年当時の量産MSが相手ならクロボンやF91は十分タイマンはれるんですね。さすが高級機。
 とはいえパイロットのトビアカーティスは盲目。彼らはこれからどう戦い抜いてくれるのかな。

 そうそう、Vガンダム時代といえば、すでに旧クロボンシリーズで登場したオーティスさんやミューラ・ミゲル、木星爺さんことグレイ・ストークの再登場はあるのかしらね?

「きみは見てはいけないものを見――
 ひきあててはならない真実をひきあててしまった。
 この先取るべき道は二つしかない。われらと共に来るか、ここで死ぬかだ」

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2011/12/02

今日の読了本『マギカロギア リプレイ 幻惑のノスタルジア』

・河嶋陶一朗『マギカロギア リプレイ 幻惑のノスタルジア』
『失われた過去の記憶を映し出す魔法の劇場「幻惑館」。そこで、「沈思する五芒星」過越大夢は、自分の過去を回想する。運命の少女との出会い、頼もしき仲間たちの思い出、そして、恐るべき<禁書>を巡る戦いを……。明治から大正までの五十年。移ろいゆく月日の中で「不死」の魔法使いたちが見せる哀しい生き様を描く、大河リプレイ登場。 』

 一巻のエピソードのそのまたずっと前の物語。
 大夢先生がまだ生身の人間だった明治から大正にかけての50年を描く、因果を外れた「不死」の魔法使いたちと、定命の人間の交わりがもたらす残酷だけど綺麗な物語。これを読んでから一巻の内容を振り返ると、その因縁の深さが悲しい。
……まあ、後付けなんだけれどな(ダイナシ)

 1サイクルごとに10年単位で時代が進んでいくというマギカロギアならではのシナリオギミックがおもしろい。

 PC三人がブラヴァッキー夫人と猪八戒に(のちの)カンテラ魔法使い。みんな飛ばしてるなぁ。
 のちのカンテラ触手マンこと大夢先生がここぞとばかりに正統派主人公していて吹く。
 あと、ダイス目のおかげで結果的にドジっ娘(……というにはたいへんトウが立っているわけですが)ムーブが光ったエレナ・ブラバッキーがたいへんかわいかったです。お猪口を割って怒られるエレナの挿絵が掲載されていないのは落丁ですか?


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陸上を歩くタコ

http://karapaia.livedoor.biz/archives/52050733.html
ネタ元:泡沫の日々さん

 ああ、これだけのことができるなら、こいつらが未来地球の主役になることにも納得ですよ。フューチャー・イズ・ワイルド的な意味で。
 脳の容積がもうちょっと多かったら本当に海中の覇権を握っていたのではないかしら?

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2011/12/01

アトランジャーアニメ化

http://ameblo.jp/aoshima-kumablog/entry-11091923806.html

 おおー!?って、なんで今更?
 そういえば公式コミカライズとかされてはいるんだよね、アトランジャーずいぶん前に紹介した覚えがある。ストーリーはこれで行くのかな?
 今どきおなごの一人も登場しないのは硬派にすぎるので、ここは一つ、ニュータイプエースで『アスラズラース~廻~』を好評連載中の一文字蛍のバージョン(↓)で行こうぜ。

111201

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映画の日

……なので、今週で上映が終了する『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』と、今日から公開の『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』を見てきました。

『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』
 予告編通り、エンターテイメントに徹した映画。活劇!活劇!大活劇!!
 悪役三人衆がそれぞれにいいキャラなのに出番があまりなかったのが残念。三銃士よりもこいつらメインにしてもよかったんじゃないかしら。
 

『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』
 想像をはるかに超えたレベルで原作の空気を再現していて驚きました。さすがはスピルバーグとPJという偉大なオタク二人が手を組んだ作品だ。
 きちんと『レッドラッカム』に繋がる終わり方をしているのは続編ありってことかしら?このレベルでシリーズ化してくれるなら大歓迎ですよ!

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