ブライアン・ラムレイ『タイタス・クロウサーガ 幻夢の時計』
『アンリ・ド・マリニーは、人知を超えた力を手に入れた盟友タイタス・クロウの誘いを受け、時空往還機を駆り神々の国エリシアを目指す。だが、旅の途上で旧神クタニドより、クロウがクトゥルーの配下に囚われ、かつてない危機に瀕していることを知らされる。ド・マリニーは友を救い出すため、邪心が陰謀をめぐらす<夢の国>へ向かうが……<タイタス・クロウ・サーガ>第三弾』
正統派ホラーの1巻、怪獣映画の2巻、スペースオペラの3巻と、一巻ごとにノリがまったく違うタイタス・クロウのシリーズ。4冊目にして、<サーガ>第三弾になる今回はウィアードテールズ風パルプ系ヒロイックファンタジー。
<夢の国>に巣食うCCDの恐るべき手先どもを撃退するべく、ドリームランドを縦横無尽に駆け巡る二人の戦士の痛快なる戦いを見よ!!……的なノリ。
ラブクラフト御大の、抗うことのできない宇宙的恐怖のノリが好きな人は嫌がるかもしれないけど、これはこれでぼくは結構好きだな。
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